Snow Man『それスノ』ゴールデン進出に不安要素——TBSジャニーズ番組の“残念な前例”
Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系、以下『それスノ』)が、4月からゴールデンタイムに進出する。
2020年1月にCDデビューを果たし、テレビ番組への露出も増やしている同グループ。テレビ業界にとっては、どのような存在なのか?
「特にキャラ立ちしているメンバーは深澤辰哉と、“ダテ様”こと宮舘涼太。また、知名度が上がっているのは、俳優として活躍が目覚ましい目黒蓮、センターのラウール、筋肉キャラの岩本照です。一方で、ファンの熱量と、お茶の間の温度には差があります。しかも、Snow Manは9人。彼らのファンでない人にとっては、人数が多いだけに名前と顔が一致しない場合も多いでしょう」(業界関係者)
また、TBSはジャニーズ冠番組に“残念な前例”があるという。当時7人体制だった関ジャニ∞の番組『ペコジャニ∞!』だ。
「同番組は、関ジャニ∞が担当していた料理バラエティ番組でしたが、2017年10月から18年9月までのわずか1年間で打ち切りに。レギュラー企画を遂行することにこだわりすぎて、メンバーそれぞれのキャラクターが掘り下げられないまま、消化不良に終わった感がある。やはり時間をかけてでも“個”を掘り下げることが必要だったと思います」(同)
とはいえ、TBSが『それスノ』に期待しているのは、視聴率というよりもTVer やParavi(パラビ)といった “無料見逃し配信”のよう。
「『それスノ』は、現在ウエンツ瑛士と東京03・飯塚悟志が司会を務める『〜通しか知らない究極の一日〜熱狂!1/365のマニアさん』が放送されている金曜午後8時の枠に移るという情報も。この時間帯の裏には、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)といった強力な番組が放送されています。ただ『それスノ』に関しては、TBSは目先の視聴率より無料見逃し配信の再生数を意識していると思われます」(芸能関係者)
確かに最近は、業界内で配信再生回数の伸びが話題になることも多いだけに、その結果が番組の生き残りを左右するのかもしれない。果たして、『それスノ』は長寿番組となることができるのだろうか。
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