松本人志がアート展開催! 同じ“映画監督”でもあるビートたけしとの差
ダウンタウンの松本人志のアート展『松本人志 なかみ展』(4月29日~5月5日)の開催が発表され、ほかの“アート系大御所芸人”と比較するネットユーザーが相次いでいる。
同展覧会は、東京・お台場のフジテレビ本社屋25階・球体展望室「はちたま」で開催。展示作品は、松本が「磨けば光る“かもしれない”アイデアの原石」をデッサンし、それをもとに美大生たちが油絵として表現した約15点で、今後、松本が出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)で開催までの様子を追いかけるという。
開催にあたって、松本は「絵は、好きなんでね。油絵って緊張感があると勝手に思っていて、自分の発想と緊張感が油絵と合わさったら、緩和が生まれて、見たことのない作品ができるんじゃないだろうかって思って。でも、ちゃんとした技術的なことを誰かに習ったわけでもないから、僕の頭のなかを美大生たちに描いてもらいました。僕の頭の中にあって、今まであまり人に見せてこなかった部分をこの機会に見てもらおうかな、と」とコメントを寄せている。
「松本は、約10年前に自分の発想を美大生に書いてもらう手法を思いつき、プライベートで作品作りを行っていたとか。最近、『大江戸温泉物語』や『ヴィーナスフォート』などが閉館し、観光客の激減が指摘されているお台場だけに、こうした大物有名人による企画が開催されるのはいいことではないでしょうか」(芸能記者)
近年の大御所お笑い芸人によるアート展といえば、ビートたけしが2016~18年に『アートたけし展』を全国各地で開催。本人が長年ライフワークとしている絵画の作品が、約100点展示された。
「1997~2009年に放送された芸術バラエティ番組『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京系)や11~12年放送の『たけしアート☆ビート』(NHKBSプレミアム)で司会を務めていたこともあって、たけしが芸術の分野に造詣が深いことは広く知られています。たけしにとって、絵を描くことは『唯一無二の無心で没頭できる最高の遊び』だといい、『アートたけし展』は『オイラの絵とか並べて展示とかしてみたら、見て喜んでもらえたりするかなぁ?』という本人の発案で始まったそうです」(同)
また、30年近く芸術家として活動しているとんねるず・木梨憲武は、日本国内だけでなく、米ニューヨークや英ロンドンなどでも個展を開催。現代アートファンからの支持も厚く、14~22年に開催された『木梨憲武展』は累計122万人が来場したという。
今回、松本のアート展が発表されると、やはりたけしや木梨を思い出した人が多い模様。特に、“映画監督でもある”という共通点から、ネット上ではたけしと比較する声が目立つ。
「過去に、映画『大日本人』(07年)や『しんぼる』(09年)などの監督・脚本を手がけた松本ですが、そのたびに世間から『世界の北野武を超えられるか』と注目を集めました。しかし、映画監督としての評価は賛否が大きく分かれ、大森南朋主演『R100』(13年)は興行収入2億200万円と大コケ。以来、メガホンを置いてしまった。そうした経緯もあって、今回のアート展に関しても、案の定『たけしの後を追っている』というイメージがつきまとっているようです。しかし、松本は実際に自分で描いているわけではないですし、芸術家としても、たけしとの差が浮き彫りになってしまいそう」(同)
映画監督としては、高い評価を得られなかった松本。果たして、アートの分野ではどうだろうか……。