サイゾーウーマン芸能テレビドラマレビュー櫻井翔、持ち味となった「欠点」 芸能 [再掲]ドラマで気になるアノ男 『大病院占拠』櫻井翔は、演技がヘタなのか? ドラマ評論家が語る「欠点」と「持ち味」 2023/01/28 18:00 サイゾーウーマン編集部 ジャニーズ嵐櫻井翔 櫻井の演技は、軽くて平坦 櫻井の演技は基本的に軽くて平坦だ。その軽さは、例えば映画『YATTERMAN~ヤッターマン~』の主人公・ヤッターマン1号やドラマ『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)の皮肉を言う執事のような、記号的なキャラクターを演じる際にはすさまじいポテンシャルを発揮する。 しかし、軽い振る舞いの中に複雑な内面を抱えた人間を演じるとなると、裏側にある奥行きをうまく出せず、単純に軽くて薄っぺらい人間に見えてしまう、ということが初期の作品では続いていた。 そんな中、大きな転機となったのは13年の『家族ゲーム』(日本テレビ系)だろう。本作で櫻井は何を考えているのかわからない不気味な家庭教師を演じ、この役には今までとは違う説得力があった。これはキャリアを積んで、櫻井の演技力が上がったからともいえるが、櫻井が30代になったことも大きいのではないかと思う。 櫻井と同世代にあたる、30代で頭角を現した若手政治家やベンチャー企業の若手社長といわれている人たちを見ていると、年齢よりも幼く見えて心配になるが、ネットの普及以降に思春期を過ごした人間が持つ、合理的な考え方とフットワークの軽さに可能性を感じることも多い。そんな彼らと『先に生まれただけの僕』の鳴海は重なるものがある。 その意味で、櫻井が演じてきた頭でっかちな青年は、今の30代にとってはリアリティのあるロールモデルとなっているのだろう。櫻井の軽くて平坦な芝居は、かつては欠点だったが、今はその軽さこそが役柄の説得力につながっているのだ。 (成馬零一) 前のページ12 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2023/01/28 18:00 楽天 木更津キャッツアイ BOX付全5巻DVDセット〈5枚組〉 でもやっぱバンビは翔さん以外あり得なかったよね~ 関連記事 嵐・櫻井翔『大病院占拠』第2話に低予算疑惑――「CGが安っぽすぎる」物議醸した“問題シーン”とは?櫻井翔『大病院占拠』、緑鬼役にSnow Man・目黒蓮説浮上も……若手ジャニーズの出演可能性は「ゼロ」のワケ『大病院占拠』第1話、櫻井翔がまるで「ブルース・ウィリス」? 「パクった」とささやかれる“超有名映画”とは嵐・櫻井翔『大病院占拠』、青鬼役は「Sexy Zone・菊池風磨」か――ジャニーズファンが“ほぼ確定”と見るワケ嵐・櫻井翔『ラプラスの魔女』、初登場3位も「存在感がない」「棒演技」と酷評飛び交う 次の記事 業務スーパープリンをポテサラに! >