「日本アカデミー賞」が“ジャニーズ祭り”になったワケ――目黒蓮、有岡大貴、松村北斗の新人賞は“ジュリー氏の意向”が影響?
1月23日、「第46回日本アカデミー賞」における各部門の優秀賞受賞作品や受賞者が明らかになった。優秀主演男優賞に『ラーゲリより愛を込めて』の嵐・二宮和也、優秀助演男優賞に『月の満ち欠け』のSnow Man・目黒蓮、新人俳優賞に『シン・ウルトラマン』のHey!Say!JUMP・有岡大貴、『ホリック xxxHOLiC』のSixTONES・松村北斗、そして目黒が選出。まさに“ジャニーズ祭り”となり、ネット上ではさまざまな意見が飛び交っている。
今回の「日本アカデミー賞」は、2022年1月1日から12月31日までに公開された映画のうち、基準を満たした作品が選考対象。同賞の歴史を振り返っても、これほど多くのジャニーズタレントが受賞を果たした年はなく、「異例の出来事」として、業界内外を騒然とさせている。
ネットユーザーの間では、新人俳優賞にジャニーズ事務所のタレントが3人もいる点について、賛否が噴出。「ジャニーズ事務所、『日本アカデミー賞』で出しゃばりすぎ」「ジャニーズの人じゃなくても演技のうまい俳優はたくさんいると思う。この結果には納得できない」「新人俳優賞の3人はジャニーズじゃなくても実力で選ばれるのかな? ジャニーズだから受賞できたのでは」と否定的なコメントが続出している状況だ。
対照的に「新人俳優賞はジャニーズ以外でめぼしい人が少なかったのでは?」「3人とも演技は良かった。“ジャニーズだから”ってことで選ばれたわけではないと思う」と擁護する声も見受けられる。
もともと、「日本レコード大賞」や一部の映画賞などの賞レースとは、距離を取るスタンスで知られていたジャニーズ事務所。過去の「第30回日本アカデミー賞」では、『武士の一分』(06年公開)で主演を務めた木村拓哉が“事務所の方針”により優秀主演男優賞を辞退している。
しかし一転、「第38回日本アカデミー賞」では、当時V6のメンバーだった岡田准一が優秀主演男優賞(13年公開『永遠の0』)と、優秀助演男優賞(14年公開『蜩ノ記』)をダブル受賞。
受賞が発表された当時、ジャニーズサイドは「岡田はこれまで弊社最多の20本の映画に出させていただいており、映画に育てていただいた俳優といっても過言ではございません。2月27日の表彰式のスケジュール調整もつきましたので、受賞させていただきます」などとコメントし、業界内に激震が走った。
「その岡田は男優として、史上初の最優秀主演賞と助演賞のダブル受賞を達成しました。また今回、優秀主演男優賞を受賞した二宮は、『第39回』『第42回』において、それぞれ『母と暮らせば』(15年公開)『浅田家!』(20年公開)で、最優秀男優賞と優秀男優賞を受賞。さらに『第39回』では『映画 暗殺教室』(15年公開)のHey!Say!JUMP・山田涼介、『第44回』では『弱虫ペダル』(20年)のKing&Prince・永瀬廉が新人俳優賞を獲っています」(スポーツ紙記者)