ローソン、セブン、ファミマの「冷凍食品」を管理栄養士が選定! ”ひとり宅飲み”にピッタリなおつまみメニューは?
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
“ひとり宅飲み”にはコンビニ冷凍食品がおすすめ!
各コンビニが独自に展開している「冷凍食品」は、各社の個性が光る商品の一つ。ズボラ飯にも欠かせないアイテムですが、今回はローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートといった3社の冷凍食品から「酒のおつまみ」におすすめな商品を猪坂先生に選定してもらいます。
――家でひとり飲みをしていると、おつまみを用意するのが面倒……なんて時もあるのですが、アルコールだけを摂取するのはあまりよくないですよね?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) そうですね。アルコールには、脳の神経細胞を麻痺させる働きがあります。空腹状態でお酒をたくさん飲むと、アルコールによる刺激で胃腸の粘膜が荒れる恐れがあるんです。
それだけでなく、お酒が急激に吸収されて血中のアルコール濃度が高くなると、頭痛や吐き気を引き起こしたり、重症になると意識混濁、昏睡、嘔吐、低血圧などにつながったりすることもあります。
そのため、お酒を飲む際は、おつまみを一緒に食べることで、アルコールが血中へ急激に移行してしまうのを防ぐ必要があるのです。
ひとりで”宅飲み”したいときは、コンビニの冷凍食品を活用するといいと思いますよ! 量もちょうどいいし、チンするだけでおいしいおつまみが完成するので手間要らず。今回はローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートそれぞれのおすすめおつまみを紹介していきます。
管理栄養士が選ぶ、おつまみにおすすめのローソン冷凍食品
おつまみ冷凍食品(1)「海老とあさりのアヒージョ」(408円/税込、以下同)
――ではさっそくローソンの冷凍食品からおすすめの商品を教えてください。
猪坂 アルコールとの相性がいいと感じたのは「海老とあさりのアヒージョ」です。あさりなどの貝類や海老には、タウリンというアミノ酸が含まれています。タウリンは、アルコールの解毒作用を担っている肝臓の働きを強めてくれる作用が期待できるので、お酒のおつまみとして食べるのにおすすめです。
アヒージョはもともとスペイン料理ですので、ワインなんかとも相性が抜群ですよ。
おつまみ冷凍食品(2)「バルサミコソースで食べるローストポーク」(354円)
猪坂 お次に紹介したいのが、フランス産の豚肩ロース肉を、低温でじっくりと加熱したローストポークです。
ローストポークは調理の際に余分な油を使用しないため、低脂質。油っぽいおつまみをつい食べ過ぎてしまい胃がもたれがち……という人には特におすすめできますね。
さらに豚肉には、アルコールを飲むことで消費されるビタミンB1が豊富に含まれているため、その補給に役立ちます。