海外
ヘンリー王子の本心はどこに……

ヘンリー王子、自叙伝『スペア』の出版をキャンセルしていた? 立て続けな告知インタビューには元英海兵隊員も「黙るべき」と苦言

2023/01/10 21:57
堀川樹里(ライター)

 兄のウィリアム皇太子については、「世間は仲良し兄弟だと思っていた。母もそうなるように育てていましたしね。でも兄は、私のことを嫌がっていた」「イートン校(イギリスの名門パブリック・スクール)時代も無視されていた」と苦笑いし、「当時はなぜ自分がこんなに嫌がられるのかわからず、傷ついていた」と告白。兄弟のわだかまりは相当根深いものだと感じさせた。

 「チャールズ国王の戴冠式に出席するか」という質問には、「その日までに、座って話し合いができれば」と言葉を濁し、「今、幸せですか」という質問には「イエス」と答え、「それが気に食わない人がいることも知っている」と苦笑いした。

 一方で、アンダーソン・クーパーが聞き手となった『60 ミニッツ』(CBS)のインタビューでは、本の中でウィリアム皇太子を「自分より薄毛の進行が深刻で、年とともに母親の面影がなくなっていく」と表現したことについて「辛らつではないか」と聞かれ、「そうは思わない。兄のことはいつだって愛しているし」と断言。確かに王子は兄の薄毛を笑いネタに、皇太子は王子の赤毛を笑いネタにしており、このくだりは身内ネタでもあるが、アンダーソンは差別的ではないかという厳しい表情をしていた。

 『60 ミニッツ』はダイアナ元妃に関する質問が多く、当時の映像を流しながら王子と共にダイアナ元妃の死を回顧。王子は、母の死の責任はイギリスのタブロイド・メディアにあると憤りを感じ続けていたが、誰にも言えず、酒を浴びるように飲み、薬物にも手を出し、気分を紛らわしたのだと告白。セラピーだけでなくサイケデリック療法も試したことなどを赤裸々に語った。

 さらに、国王が母を苦しめたカミラ王妃と再婚することは兄と共に反対していたと明かし、女王が崩御した時に王室のメンバーたちから冷遇されたことも悔しそうに話していた。

 メーガン夫人に関しての質問は少なめだったが、サセックス公爵、公爵夫人の称号返上については「したところで何も変わらないから」しないと、キッパリと否定。「プライベートに事を進めたかったとしながら父と兄との会話を公にすることに、疑問を感じる人がいるのでは?」という質問には、プライベートに進めようとするたびに王子夫妻に関する情報がリークされ、話がでっち上げられてきたとし、「だから自分の口から真実を伝えているのだ」と主張。メーガン夫人の気持ちも含まれた言葉だと感じる人が多かったようだ。

 最後にアンダーソンは、「王室にコメントを求めたが、事前に番組を見てから考えると言われた。我々は事前に番組を見せることはしない」と述べ、王室側の意見は得られなかったとした。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト