『マツコの知らない世界』LUNA SEA・SUGIZO、「女の子になりたかった」過去を告白――感銘受ける視聴者が続出した“多様性”への持論
1月3日に放送された『マツコの知らない世界 新春スペシャル』(TBS系)にLUNA SEAのギタリスト・SUGIZOがゲスト出演。自身のルーツに関する発言が、ネット上で注目を集めた。
番組内でSUGIZOは「こってり濃厚! ご褒美ラーメンの世界」を、番組MCのマツコ・デラックスに紹介。普段はグルテンを摂らず、豆腐と卵を中心とした食生活をしているそうで、月に一度だけ“ご褒美ラーメン”を食べる生活を10年以上続けているという。
「SUGIZOは、30年間ソウルフードとしているという有名ラーメンチェーン・天下一品の“こってりラーメン”や、地元に帰ると必ず行くという神奈川県のラーメン店の“みそオロチョンラーメン”、さらに、LUNA SEAメンバーの真矢がプロデュースしたラーメン店の“台湾まぜそば”を紹介していました」(芸能ライター)
また、SUGIZOが自身の音楽ルーツを語る場面も。「(学生時代は)みんな、普通に野球とかが好きなんです。僕はみんなができる野球とかが全然できなくて、好きなものはガンダムとか、宇宙、考古学とか。やっぱり普通の子とは趣味・嗜好が全然違うんですね」と、周囲となじめなかった子ども時代を告白。
「さらにSUGIZO、往年の名作漫画『ストップ!! ひばりくん!』(集英社)の登場人物で、美少女のような容姿をした少年・大空びばりに惚れ、『女の子になりたかった』ことも明かし、中学2年生の時に初めて口紅をつけたと告白していました。一方、マツコは『女装とかさ、メイクする=ゲイではないのよ。いわゆるゲイじゃない人の中にも、女装したい人は大勢いるし。あと、女装したときだけ女性的になる人もいれば、本当に0から100まで一個ずつ人はいるのよ』と語り、SUGIZOは『すべてが僕は正しいと思う。自分の趣味・嗜好を僕はね、誇っていいと思うんですよ』と発言しました」(同)
この一連の会話にネット上では、「番組を見てSUGIZOのファンになった」「多様性を肯定できるSUGIZO、素敵すぎる」など、彼の考え方を支持する声があふれた。
なお、SUGIZOは以前から多様性に関する自身の意見を発信しているが、物議を醸したこともあった。
「2019年12月に『Yahoo!ニュース』で公開されたインタビュー記事でSUGIZOは、LUNA SEAでの活動を始めた時、“ビジュアル系バンド”や“お化粧系バンド”と呼ばれていたことについて、『ビジュアル系は、僕にとって差別用語。いまだにそう揶揄されると吐き気がする』と告白。デヴィッド・ボウイに影響を受けたことなどから、『着飾ってメイクをするのは当たり前だと思っていた』そうで、『でも、ボウイはメイクをしていたけど、ビジュアル系なんて言われなかった』と不満を語ったんです」(同)
ネット上ではSUGIZOに同意する意見もあったものの、「ビジュアル系と言われたおかげで売れたんじゃないの?」「V系好きとしてこの発言は悲しい」など否定的な声も噴出。賛否両論となった。
とはいえ、今回の『マツコの知らない世界』での発言に感銘を受けた視聴者は多かったよう。SUGIZOには今後も、自身の考えを積極的に発信していってほしい。