芸能
まだこんなこと言ってる人いるの?

さだまさし、ももいろクローバーZに“セクハラ発言”――「結婚して」「娘を産んで」の提案から透けて見えること

2023/01/05 11:47
仲宗根由紀子(エンタメライター)

 同様に、ネット上で「セクハラでは?」と問題視された発言といえば、よゐこ・濱口優の妻でタレントの南明奈に対するお笑いタレント・明石家さんまの質問だ。

「2020年8月放送のバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)には、さんまが『アッキーナは、お子さんはまだか?』と話を振り、南が『まだですけど……』と返すシーンがありました。これに、視聴者から『時代錯誤な発言』などと批判が続出。さらに、21年4月、南と濱口が19年頃から不妊治療を続けていたことを告白した際にも、さんまのこの発言が再注目され、『あの質問、アッキーナにとってどんなにつらかったことか』『ますますあの発言が許せない』と怒りの声が相次ぎました」(同)

 また、21年10月には、浅草キッド・水道橋博士のYouTubeチャンネルに出演したタレント・徳光和夫が、さんまと会った時の印象を語る場面で、「この間(さんまに)お目にかかった時、本当に若々しかったですね。まだ、AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」と発言。さだやさんまのように、女性に直接かけた言葉ではないものの、「AKB48のメンバーに対して失礼」「とんでもないセクハラ発言」などと大炎上した。

 70歳となった現在も、パワフルに活躍するさだ。今回の発言は、ももクロを孫のようにかわいがるあまり口走ってしまったものとみられるが、“多様性”をテーマにした番組作りに注力するNHKでの発言としても、不適切といえそうだ。



仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/01/05 11:47
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