エリザベス女王崩御に、ヘンリー王子&メ―ガン夫人の王室批判――2022年の英国王室を振り返る15のトピック
第一次世界大戦終結記念日の11日、ロンドンではチャールズ3世が国王になり初めての戦没者追悼式典リメンブランス・デーが行われ、国王とウィリアム皇太子は軍服姿で戦争記念館に敬意を表し花輪を捧げた。
同日、軍人だったことを誇りに思っているヘンリー王子は、単独でハワイを訪問。パールハーバーにあるUSSアリゾナ記念館を訪れ戦没者に祈りを捧げた。メーガン夫人と運営するアーチウェル財団には「アメリカでは退役軍人の日、イギリスでは戦没者追悼の日。世界中の軍関係者に敬意を表する」というメッセージが掲載された。
チャールズ国王による初の公式晩餐会、ゲストは南アフリカのシリル・ラマピポーザ大統領 11月22日
チャールズ国王がバッキンガム宮殿で即位後初となる公式晩餐会を開催。南アフリカのラマポーザ大統領を招いたこの晩餐会には、カミラ王妃、ウィリアム皇太子夫妻、エドワード王子夫妻、リチャード王子夫妻、ケント公爵エドワード王子が正装し出席。終始穏やかな雰囲気で人種差別的だという王室のイメージを払拭するような晩餐会となった。
しかしその後、カミラ王妃が開催したイベントで、長年女王の女官を務めたレディ・スーザン・ハッセーが黒人女性に「人種差別的な発言をした」と告発される事件が発生。王室はすぐに謝罪声明を出した。
チャールズ国王、アン王女とエドワード王子を国務参事官に加えるよう要請
国外滞在や病気になどにより国王が一時的に職務を遂行できなくなった場合、代理を務める国務参事官。これまで君主の配偶者と王位継承順位1位から4人までの21歳以上の王族メンバーと定められていたが、アンドリュー王子とヘンリー王子が公務から外れていることを受け、代わりにアン王女とエドワード王子を加えるよう、チャールズ国王が貴族院に要請した。
ヘンリー王子は国務参事官の権利を保持するためイギリスの住居としてフロッグモア・コテージのリース契約を更新し続けているとみられており、今後、彼がどのような反応を示すのかに注目が集まっている。