芸能
朝ドラはドンマイとしか……

2022年、最も得をした芸能人は日向坂46・影山優佳! 損をしたのは朝ドラ『ちむどんどん』の俳優陣?

2022/12/28 14:11
村上春虎(ライター)
写真ACより

 「勝てば官軍」という古くからの言葉がぴったりくる芸能界は、とにかく売れることが絶対正義とされる。ただ、浮き沈みが激しいこの業界では、うまく波に乗れる時期もあれば、逆に急失速してしまうこともある。2022年、得をした芸能人と損をした芸能人を振り返ろう。

 まず得をしたアイドルといえば、今年最も知名度を押し上げた日向坂46・影山優佳だ。

「影山は、『FIFAワールドカップカタール2022』の中継番組などに出演し、解説者顔負けの分析やコメントを繰り出し、一躍注目を浴びました。まさに千載一遇のチャンスをものにしたといえます。今年前半から博識ぶりと巧みな話術が話題となり、クイズ番組などの出演によりブレークが期待されていましたが、4級審判員の資格も取得しているほどのサッカー好きという一面が、W杯関連番組にうまくハマりました。大会が終わった後も需要は続いており、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)への出演も果たしています」(業界関係者)
 
 影山のインスタグラムのフォロワーは50.2万人(12月28日現在)。クイズ、サッカー、日向坂46という3方向のファンにアプローチする投稿を続けたことが功を奏した。まさに利発な彼女ならではの“戦略”である。

 また、誰かの人気が落ちれば、その代わりに誰かが穴埋め的に起用され、台頭していくのが芸能界の摂理。そんな思わぬ効果で得したのが、あのギャルタレント。

「ゆうちゃみ(古川優奈)は、昨年より番組出演本数を増やし、『2022ブレイクタレント』(ニホンモニター調べ)で堂々の4位に立ちました。これは、同じくギャルタレント・ゆきぽよ(木村有希)の凋落、藤田ニコルとみちょぱ(池田美優)の格上げが遠因になっています。また、11月に、K-1スーパーバンタム級・玖村将史選手との熱愛が報じられたこともまた“話のネタ”に。 玖村選手を“逆ナン”したというエピソードを臆面もなく披露してくれますし、明るい性格がテレビ業界から評価されています」(同)

 逆に損をしてしまった芸能人として挙げられるのは、あの朝ドラ俳優たちだという。

「今年前期放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のヒロイン・黒島結菜をはじめ、宮沢氷魚、竜星涼、前田公輝、井之脇海らは、ブレークとはなりませんでした。ドラマの内容が“ひどすぎる”とネット上で散々叩かれましたからね。黒島は10月期の金曜ドラマ『クロサギ』(TBS系)にもヒロインとして出演しましたが、『ちむどんどん』のマイナスなイメージがついてしまっているのもありますが、はっきりいって演技に深みがなく、あまり話題になりませんでした」(同)

 また、ある報道によって“とばっちり”を受けたタレントもいる。

「元AKB48の篠田麻里子は現在、実業家との不倫疑惑をめぐり、夫から離婚調停を起こされていると、一部の週刊誌で報じられています。それに便乗し、暴露系YouTuberでNHK党のガーシー(東谷義和)参議院議員が、12月24日にインスタライブを配信。東京・六本木にある女性用風俗店に通っているとして、篠田のほか、ママタレとして人気の藤本美貴といった女性芸能人の名前を挙げたんです」(同)

 ただ、藤本に関しては25日に夫で品川庄司の庄司智春と一緒に、YouTubeチャンネルで生配信を実施。庄司が「夜のお店行ってるの?」と尋ねると、藤本は「行ってないのよ」「はぁ~? だよ」と、うわさを一蹴。さすがの対応を見せた。

 さて、来年は誰が得をして、誰が損をするのだろうか。注目したい。

村上春虎(ライター)

1976年生まれ。バラエティ番組や情報番組などテレビ番組の制作に携わる傍ら、現場で見聞きした情報やリサーチしたネタをネット記事で放出する。

最終更新:2022/12/28 14:11
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