サイゾーウーマン芸能テレビ『ポップUP!』、なぜ失敗した? 芸能 9カ月で終わるとは思わなかった 『ポップUP!』は失敗して『ラヴィット!』が成功した理由――お笑いに振り切った演出とTVer配信 2022/12/27 20:18 村上春虎(ライター) 芸能ウラ情報 写真ACより 12月23日、情報バラエティ番組『ポップUP!』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。今春、8年の歴史に幕を下ろした『バイキングMORE』の後継番組として動向が注目されていたが、スタートからわずか9カ月での終了となった。 「この日の特集は、平成ノブシコブシ・吉村崇による現代アートの購入、ハナコ・菊田竜大とハルカラ・和泉杏夫婦の家のマイホーム大改造、『笑顔スペシャリスト』がクイズ形式で好感度アップの笑顔を伝授するコーナーなど、特に“最終回”感もなく、あっさり終了。最後は『ポップUP!ゲームパーク』というコーナーで、メンバーがテーブルクロス引きに挑戦していました」(芸能ライター) 放送開始当初は、番組内容のつまらなさを揶揄するネット記事も多かったが、そもそも視聴率が地を這うほどの低アベレージということもあり、次第に話題にすら上がらなくなった。そんな『ポップUP!』は「明らかな失敗といえる」(テレビ業界関係者)そうだ。 「同じように最初は批判されながらも、徐々に視聴者から受け入れられるようになっていった情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)とは雲泥の差です。同番組も、昨年3月のスタート時は『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と内容が酷似しているなどと叩かれました」(テレビ業界関係者) 『ポップUP!』と『ラヴィット!』はどこで差がついてしまったのだろうか。 「『ラヴィット!』は、生放送でドッキリを仕掛けるなど“お笑い番組”に振り切っている。芸人が貪欲に笑いを取りに行く姿は、朝の番組にしては珍しいといえ、そこで視聴者の心をつかむことができました。さらに特筆すべきは、朝の生放送番組を『TVer』で見逃し配信していることで、これによりファン層の拡大に成功。ちなみに登録者数は57.6万人(12月27日現在)と健闘しています」(同) また、『ラヴィット!』のブームを起こすために、TBS全体が動いたこともポイントだったようだ。 「昨年10月、元ゆるめるモ!のメンバーで歌手のあのがゲスト出演しましたが、実はレギュラー陣には知らされないまま、同局の『水曜日のダウンタウン』とのコラボ企画が敢行されていたんです。あのは千原ジュニアや霜降り明星・粗品らの遠隔操作によって、クイズコーナーで珍回答を連発し、この放送回は大きな話題となりました」(同) そもそも、『バイキング』の前は『笑っていいとも!』が放送されていたが、今のフジテレビは「『いいとも』で培った生放送のノウハウを、みすみすドブに捨てている印象さえある」(同)という。 来年1月からは『ポップUP!』に代わり、ハライチと神田愛花による『ぽかぽか』がスタートする。フジテレビによると、「『笑っていいとも!』『バイキング』を手掛けてきたフジテレビのバラエティ制作陣が再び総力を結集して挑む」とのことだが、果たして、長年愛される番組になれるだろうか。 サンドウィッチマン、“好感度芸人”は不本意? 富澤たけしは『M-1』で怒号……マスコミにもクギ刺し“キャラ変”のワケ ウエストランドが優勝を勝ち取った『M-1グランプリ2022』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。その本番中、審査員を務めたサンドウィッチマン・富澤たけしが声を荒げる場...サイゾーウーマン2022.12.23 フジ大みそか『逃走中』、「絶対見たくない年末特番」1位のナゼ! 村上宗隆やひろゆきの参戦発表も……くすぶる“やらせ疑惑” 大みそかの午後5時より、約7時間にわたって放送されるフジテレビ系ゲームバラエティ番組『逃走中~大みそかSP お台場大決戦!~』。12月21日、新たに東京ヤクルトス...サイゾーウーマン2022.12.22 村上春虎(ライター) 1976年生まれ。バラエティ番組や情報番組などテレビ番組の制作に携わる傍ら、現場で見聞きした情報やリサーチしたネタをネット記事で放出する。 最終更新:2022/12/27 20:18 Yahoo 笑っていいとも曜日対抗 いいとも選手権BESTゲーム集88 『いいとも』を復活させちゃえば? 関連記事 EXIT・りんたろー。、妻からのプレゼントに「メルカリで売ったら?」――女性陣は“憤怒”も視聴者がモヤモヤしたワケ浜田雅功『オオカミ少年』、打ち切りの可能性も? 松本伊代の骨折事故で“危機的状況”か『水ダウ』クロちゃんの「MONSTER LOVE」参加女性が“意味深”ツイート? 「かわいそう」と同情されたワケ北川悦吏子氏、広瀬すず&永瀬廉の新ドラマに批判噴出のワケ……本人は早くも「神回予告」の自信『ねほりんぱほりん』シングル里親の背中を押した、ひとり親・YOUの涙のエール【2022年シーズン7】 次の記事 藤島ジュリー景子氏「ジャニーズ問題の根源」、川口春奈「八面六臂の活躍」……2022年の“女”を斬る! >