サイゾーウーマンコラム純一&壱成親子の映画が匂う コラム さざ波アワード2022 石田純一&いしだ壱成親子の初共演映画が“匂う”――ビッグマウス&計画性のなさが際立つ怪作の予感 2022/12/30 16:00 佃野デボラ(ライター) さざ波ニュース 第1位:石田純一といしだ壱成による親子初共演映画『散歩屋ケンちゃん』の公式サイトが開設され、運営側がクラウドファンディングを実施 在りし日のいしだ壱成(C)サイゾーウーマン 「父子そろって、いつまでたっても身の程知らずの夢を見ることをやめない」でおなじみの石田純一といしだ壱成。父の純一は、最終的に断念したとはいえ、16年に唐突に都知事選に名乗りを上げたことが記憶に新しい……というか絶対に忘れてやらないし、後世まで語り継いでいきたい。 さらに、それから遡ること9年の07年には「映画の脚本とプロデューサーをやってみたい」と高校生の夢みたいなことを語っていた。「俺ちゃんが脚本を書き、北野武に監督を依頼して、悪の構造をダイナミックに描く刑事映画」を構想中だといい、翌年には「小山薫堂を脚本家に据えた恋愛映画」も加えて、「2本同時で進めている」などと大風呂敷を広げていたのだが、あれから十数年、そのいずれも実現には至っていない。 一方、息子の壱成も負けていない。18年に24歳下の女優・飯村貴子と3度目の結婚をし、一女を授かるも、21年に離婚。そこからどうやらタガが外れたようで、今年に入ってから複数のインタビューで、父・純一も顔負けのビッグマウスを全開にしている。 「俺ちゃんがプロデューサー兼監督をやってアジアで映画を作りたい」「製作費は220億円(中国の大作映画『レッドクリフ』を参考にした)」「沢尻エリカ、酒井法子、ピエール瀧、田代まさし、伊勢谷友介など、薬物で一度逮捕された役者を使いたい」「60代になったらヨーロッパの演劇で舞台に立ちたい」「石川県で国際演劇祭を立ち上げる」「友達以上恋人未満のガールフレンドが5人いる」「そのうち2人とは結婚を考えている」……等々、「こいつ大丈夫か?」というレベルの大口を叩いている。 そんな石田親子が初共演した映画『散歩屋ケンちゃん』が公開されるらしい。「2023年4月公開予定!」と謳っているのに、そして途中まで撮影も進んでいるというのに、公式サイトで「2022年11月7日~12月31日の間、クラウドファンデイングを実施します!」と告知するという、なんともガチャガチャ後手後手の制作スタイルだ。おそらく、見切り発車で作り始めたものの、途中で予算が足りなくなったのではないだろうか。企画段階から石田親子がどの程度口出ししているのかは不明だが、「さすがビッグマウスで計画性がないことでおなじみの純一&壱成が絡む映画は一味違わあな!」と、思わず興奮してしまった。 肝心の内容はというと、依頼者と一緒に歩いてお金をもらう「散歩屋」を生業とするケンちゃん(壱成)が、さまざまな事情を抱えた人々との交流を通じ、生き別れになったグルメ漫画家の父(純一)と向き合う決心をする……というストーリーらしい。これは、かなり匂う。香ばしさがジュンジュンに漏れ出しているではないか。『PFF(ぴあフィルムフェスティバル)』に応募する学生映画のほうがよっぽどちゃんとしているぞ。ぜひとも見てみたい。でも、これって、クラウドファンディングで資金が集まらなければ、途中まで撮影しているのにもかかわらず、お蔵入りになる可能性もあるということですよね。大丈夫か、おい。 しかも『散歩屋ケンちゃん』ってタイトル、宮脇健(旧芸名:宮脇康之)主演の往年の児童向けドラマ『ケンちゃん』シリーズ(TBS系)をもじってつけたんでしょうけど、純一と壱成という、そろって「下半身がいたずら坊主」の時期をムダに経た父子の共演作品となると、筆者は往年の裏ビデオの怪作『洗濯屋ケンちゃん』のほうを思い出してしまいましたよ。 ……というわけでね、来年もまだまだひどい世の中だと思うけども、こういう味ニュースを読んで「バッカバカしい!」とスマホを投げるぐらいが、ちょうどいいかもしれませんね。それじゃあ皆さん、良いお年を! 山田まりやが「みんな聞きたい」過去の恋バナを大サービス、YouTubeで自己最高記録! “しょーもなニュース”2021 ちょっとぉ〜、スポーツ各紙の皆様方〜!「有村昆が23歳の頃の写真をインスタグラムにアップした」なんていう、セーターの袖口についた毛玉ぐらいしょーもないニュース...サイゾーウーマン2021.12.31 アインシュタインと堀江貴文を敬愛! ジャガー横田と木下博勝医師の息子・大維志、“中2病全開のTwitter”がアツい この投稿をInstagramで見る 木下博勝(@hirokatsu_kinoshita)がシェアした投稿 ...サイゾーウーマン2020.12.31 レペゼン生きづらい芸人・若井おさむ、タバコを吸って大惨事……「さざ波アワード2018」 古代ギリシャの哲学者、ディオゲネス・ラエルティオスは言った。「幸福は一つひとつのささやかなことにより実感される。それは決して小さなことではない」。だからね、一つひ...サイゾーウーマン2019.01.02 前のページ1234 佃野デボラ(ライター) ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。 最終更新:2022/12/30 16:00 楽天 未中年〜栄光と転落、再生への挑戦〜 関連記事 千鳥、かまいたちら「お笑いエリート」を輩出! 関西の“なぜか長寿番組”トミーズの『せやねん!』をホメゴロス近藤真彦と中森明菜、元カップルがそれぞれ再始動! いま振り返る2人の“いわくつき”共演映画『ちむどんどん』は対象年齢3歳~。ヒロイン・暢子一家の借金問題だって“なんとかなる”、史上最も“やさしい”朝ドラこれぞ脚本家・北川悦吏子の真骨頂! 『半分、青い。』からさらにパワーアップした『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』をホメゴロス!アインシュタインと堀江貴文を敬愛! ジャガー横田と木下博勝医師の息子・大維志、“中2病全開のTwitter”がアツい 次の記事 鳥居みゆき、3年経っての離婚発表を語る >