嵐・二宮和也、主演映画『ラーゲリより愛を込めて』との“妙な縁”を告白! 「僕のおじいさんも……」
嵐の二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)。12月18日放送回では、9日から公開されている主演映画『ラーゲリより愛を込めて』について言及した。
第二次世界大戦後にシベリアに抑留され強制収容所に入れられたものの、日本人捕虜の精神的支柱になり仲間を支えた実在の男性の姿が描かれた同作。番組ではリスナーから届いた、「私の父がシベリア抑留されて帰還したひとりでした。映画好きの父もきっと感謝していると思います」とのメールを紹介した。
これに二宮は、「近代史の話ですからね。そういう経験をしたことのある人が本当にまだたくさんいらっしゃるということでね」と感慨深そうにコメントし、「僕のおじいさんもそうなんですよ。この映画と同じで、満州からそのまま連れていかれて」と自身のルーツについて告白。そのため、同作には「妙な縁を感じた」とのこと。
一方で、「ただスケジュール上、2020年は嵐の思い出で1年埋めたいっていう話で、(同作のオファーを)お断りしてたんですけど、(製作サイドからは)『待ちます』って言っていただけて」と、グループ活動を優先させるため、1度は出演を断ったそう。その後、時間を空けて再オファーがあり、21年10月下旬から12月下旬にかけて撮影が行われたと語った。
二宮はこの作品に参加したことについて「うれしかったな」と振り返り、「おじいさんが経験したものっていうのは、別に教えてもらったわけでもないし、そこまでこう、意義深く思っていなかったけど。巡り巡ってじゃないけど……」と自身が演じることの意味を強く感じた様子。
さらに「自分がだってまず40(歳)そこらじゃないですか。まだダイレクトで(シベリアの強制収容の話を)聞いている人たちがたくさんいる世代」と言い、「近代史だから。そういう近いところで、近い時間軸で、こういったことが起きていたんだっていうことを(あらためて実感した)」「いま公開中ですから、もし気になる方がいらっしゃいましたらぜひとも(見に)行っていただきたいと思います」と呼びかけたのだった。
この日の放送にネット上では、「『ラーゲリ』の縁の話が聞けてよかった」「沢山の思いが詰まった作品なんだね」「二宮くんを待ってくれたラーゲリ製作関係者の皆様にも感謝」といった声が寄せられていた。