芸能
明らかに赤字

爆笑問題のYouTube“開設から3カ月”の現状――登録者は9月から1.3万人しか増加せず「厳しい」

2022/12/16 15:00
仲宗根由紀子(エンタメライター)
いつまで続ける?(C)サイゾーウーマン

 お笑いコンビ・爆笑問題が9月9日に開設したYouTubeチャンネル「爆笑問題のコント テレビの話」。スタートから3カ月以上がたったが、「登録者数・再生数ともに停滞しているようだ」(芸能記者)という。

 同チャンネルは、ワイドショーの制作会社を舞台にした“時事コント”を、火曜日と金曜日の毎週2回更新。番組ディレクター役の太田光、プロデューサー役の田中裕二のほか、事務所の後輩芸人であるお笑いコンビ・日本エレキテル連合やウエストランド・井口浩之らがレギュラー出演し、監修として鈴木おさむ氏の名前も記されている。

「撮影はテレビ番組さながらに複数台のカメラを用い、スタジオにセットを組んで行っているようです。爆笑問題が得意とする“時事漫才”のコント版に近い内容ですが、カメラの切り替えがせわしないこともあり、芸人のネタ動画というよりは、テレビのバラエティ番組に近い作りが印象的です」(お笑い関係者)

 今月13日に公開された30本目の動画「『衝撃の事実!?根暗ちゃん、宇宙人だったんだ・・・』爆笑問題のコント#30」では、11月に卑猥な意味を持つハンドサインをしていたとして炎上した愛知県名古屋市・河村たかし市長に絡めたボケがあったほか、11月17日に子宮頸がんのため、当面は療養に専念することを発表した日本エレキテル連合・中野聡子が、自身の病気をネタにする場面も目立った。

「“タイタンファミリー”のファンも一定数おり、コメント欄には中野への温かいメッセージが視聴者から集まるなど、アットホームな雰囲気が漂っています。一方、チャンネル登録者数や再生数は伸び悩んでいて、9月23日時点で5.6万人だったチャンネル登録者数は、12月16日現在も6.9万人に留まっている。ちなみに、日本エレキテル連合のYouTubeチャンネル登録者数15.8万人。『爆笑問題のコント テレビの話』は、爆笑問題の知名度からすると“厳しい状況”と言わざるを得ないのでは」(同)

 「時事ネタが微妙に古い」という意見もあるようだが、爆笑問題ファンの中には「続けてほしい」と願うファンも少なくないようだ。

「ファンからは『こういう動画だと集客できないのも納得。だけど、コントはすごく面白い』『こんなに大物になっても、数字度外視でやりたいことをやってる爆笑問題がかっこいい』と好意的な意見も多い。とはいえ、本人たちがこういった反響をどう思っているかは知りませんが……」(同)

 爆笑問題ファンに向けた“マニアックなコンテンツ”と見る向きもある同チャンネル。今後、動画が“バズる”ことはあるのだろうか。


仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2022/12/16 15:01
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