日テレ『しゃべくり007』、群馬県の魅力対決に「変な印象がつくからやめて」と視聴者不満! 過去には県知事が“ブチギレ”も
11月21日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、群馬県出身のタレントが集結。兵庫県姫路市と群馬県の魅力を競う企画がオンエアーされたが、ネット上の一部の視聴者から批判が噴出した。
今回は「都道府県魅力度ランキング44位に怒り! しゃべくりに逆オファーをかけてきた皆さんです」と、中山秀征、井森美幸、JOY、荻原次晴、お笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹、加藤ナナ、お笑いコンビ・タイムマシーン3号の関太という群馬県出身のタレントたちが登場。レギュラーメンバーであるお笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤の出身地である兵庫県姫路市と群馬県で、魅力度対決を行った。
「群馬出身タレントたちは、『有名なのに群馬県と思われていない』という草津温泉や、温泉まんじゅうの発祥地であるという伊香保温泉、川が温泉になっている秘湯の尻焼温泉など観光地のほか、飲食店だけに限らず、病院などさまざまなジャンルのドライブスルーがあることなど、県独自の魅力を語っていました」(芸能ライター)
また名倉が、姫路市は“8割ヤンキー”だったと不良が多かったことを話すと、対抗するように群馬県も不良をアピール。加藤が太田市や伊勢崎市のディスカウントストアで毎週土曜日に不良の集会が行われていたことや、中山の中学校時代の不良に関するエピソードを披露していた。
番組放送後ネット上では「魅力的なところだってことは伝わった」「行ってみたくなった」などと評価する声がある一方で、群馬在住と思われる人々から、「群馬に変な印象がつくからやめてほしい」「対決して比べる必要なくない?」といった不満や、「そもそも、県と市で魅力度対決しているのがおかしい」などの疑問の声も上がり、賛否両論となった。
同番組では、こうした地域の魅力度対決を数回オンエアーしているが、今回と同様、視聴者ウケが芳しくない回もあった。
「8月22日放送回では、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』の嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey!Say!JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨がゲスト出演。レギュラーメンバーのネプチューン・原田泰造の出身地である東京都東村山市と、二宮の出身地である東京都葛飾区、中丸の出身地である東京都北区赤羽で魅力対決を決行したんです。しかし、ネット上の視聴者からは『東京出身じゃないから、面白さがさっぱりわからない』『どっちも魅力的で良くない?』など、不満が多く上がっていました」(同)
昨年10月、民間のシンクタンクによる「都道府県魅力度ランキング」で、昨年より順位を落とし、第44位だった群馬県の山本一太知事が、「こうした根拠の不明確なランキングによって、本県に魅力がないという誤った認識が広がることは、県民の誇りを低下させるのみならず、経済的な損失にもつながる由々しき問題」「法的措置も検討してまいりたい」と“ブチギレ”たことも記憶に新しい。
都道府県や各地域にはそれぞれ違った魅力があるだろう。それを“対決”させる企画は、ナンセンスだと感じる視聴者も少なくないようだ。