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[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

実家がゴミ屋敷化! 片付け・処分が大変だったモノベスト20&実際かかった費用と時間は?

2022/11/22 17:00
伊藤まき(収納ライター)

かさばる布団(C)maki_organize

 家族の数だけ、布団もあります。かさばるので、空気を抜きながら紐で縛るか90Lのゴミ袋へ入れて圧縮し、処分センターへ持ち込みました。ちなみに、羽毛はリサイクル対象品です。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第18位:解体が大変な「ベッド」

マットレスは「種類」で処分法が違う(C)maki_organize

 今時のベッドは組み立ても簡単ですが、昭和のベッドは頑丈でした。解体するときは、電動ドライバーがあると便利です。マットレスと一緒に処分センターへ。

 スプリング(コイル)入りマットレスは、自治体により「処理困難品」の場合が多いようです。中のスプリングを取り除くなど、分別を要する自治体もあります。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第19位:庭の「シンボルツリー」と植物たち

空き家に見えたのは、雑草と外観のせい(C)maki_organize

 シンボルツリーだった、庭木の枝や実(柿、杏、ソテツ)たち。「抜根」で調べたところ、幹の太さにより、3万円前後かかるそうです。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第20位:家具

昭和の家具は「ガラス扉」が多かった(C)maki_organize

 カラーボックスなどの軽い家具は、集成材なので簡単に壊すことができます。家具のサイドから押すように力を加えれば、一瞬で壊れるので処分センターへの持ち込みもスムーズ。のこぎりで裁断すれば、可燃ゴミとしても出せます。ガラス製の場合、小さいモノであれば、不燃ゴミ袋に入れて出すことも可能です。

 一方、天然木の家具は、重量があるので1人で動かすのは困難。前回の「粗大ゴミの10の出し方」にまとめたように、不用品回収業者に依頼するのがオススメです。

実家の片付けにかかった時間とお金

家具とスチール類はすべて「残置ゴミ」です(C)maki_organize

 今回、実家の片付けに実際にかかった時間とお金をざっくりとまとめました。

【時間】
筆者宅から、実家までの往復時間(約3時間)
作業時間(1日4時間)×20回ぐらい
処分センターへのゴミ搬出回数×12回(兄弟が担当)

【お金】
高速代(往復3,000円)×30回ぐらい
処分センターへのゴミ処分費(合計2万6,000円)
不用品回収会社のゴミ処理支払い(合計2万円)

 今後は法律の変更や燃料費、人件費などの面で、処理価格の高騰が予想されます。実家の片付けが必要な場合は、早めに取り掛かることが重要です。

伊藤まき(収納ライター)

収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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Instagram:@maki_organize

最終更新:2022/11/23 10:14
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