『モーニングショー』玉川徹氏の出演シーン激減……業界内で活躍が期待されるコメンテーターは誰?
11月10日放送のテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』に、同局報道局員の玉川徹氏が21日ぶりにスタジオ生出演した。安倍晋三元首相の国葬における菅義偉前首相の弔辞に関して「電通が入ってます」と事実誤認発言をしたことで物議を醸した玉川氏。現在は、レギュラーコメンテーターの座を外れ、「現場取材」を続けている。
この日は、円安の今、訪日外国人は日本に何を買いに来ているのか、どういう目的で来ているのかを探るべく、成田空港でインタビュー取材を実施。最後はアニメ好きのイタリア人観光客数人に密着し、2016年公開の映画『君の名は。』の聖地巡礼や、中野ブロードウェイでの買い物に同行。イタリア人と、宮崎駿監督作品の話で意気投合していた。
また、話し出しと締めのコメントでは、繰り返し「現場に行きたい」「やっぱり現場は行ってみないとわからない。これからも現場は続けて行ってみたいと思います」と、“現場”への旺盛な意欲を示していた。
「ただ、キャスターの羽鳥慎一氏や、ほかのコメンテーターとの間には、若干すきま風が吹き、特にあれだけツーカーだった羽鳥氏の玉川氏に対する態度は、どことなく冷たさも感じられました」(芸能ライター)
いまだに番組ホームページに表記されている玉川氏の肩書は「レギュラーコメンテーター」だが、ここまで出演シーンが激減すると、そのまま降板することになるのかもしれない。
朝のニュース番組では名物コメンテーターだった玉川氏がフェードアウトしつつある今、テレビ業界が次に期待している人物は誰なのだろうか。
「来年3月に終了することがわかった『スッキリ』(日本テレビ系)の月曜日コメンテーターで、ニュース解説サイト『The HEADLINE』編集長・石田健氏は、単なる感想ではなく、その物事の深層までわかりやすく説明してくれます。7日の同番組ではKing & Princeメンバー3人の脱退について「そこ(彼らの夢)に合わせて本当は事務所側もいろんな仕事をサポートするとか、世界に出るっていったときにそういう仕事を用意するとか、本当は管理する側じゃなくて、パートナーとかエージェントのような形になっていかなきゃいけない」と主張していました。硬軟どちらも対応できるという点で貴重な人物です」(業界関係者)
お笑いコンビ・EXITもコメンテーターやキャスターとして注目されているようだ。
「EXITは月に1回程度、『めざまし8』(フジテレビ系)にスペシャルキャスターとして出ています。兼近大樹は数年前から『ワイドナショー』(同)などで注目を浴びていましたが、最近はりんたろー。も、存在感を増しているんです」(同)
9日の放送で、2人は遺伝子の変異によって発症する難病「アルビノ」の女性にインタビュー。彼女はメラニン色素が少ないため紫外線に弱く、日に焼けると肌が真っ赤に腫れるといい、それを受けりんたろー。は「全然つらさは比じゃないと思うんですけど、僕も紫外線アレルギーだったので、湿疹が出てイジメられたりしたら、『なんで僕なの?』と親に当たったりしていた。そういうのはなかったですか?」と、自分の身の上を語りながら質問していた。
なお、『スッキリ』が終了することで、石田氏をはじめ出演中のコメンテーター陣がほかのワイドショーに流れ込んでくることも予想される。朝のニュース番組はどのように変化していくのか、楽しみだ。