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ファンの興味は早くも次回作へ?

エリザベス女王の半生描く『ザ・クラウン』シーズン5が酷評の嵐! 英大手紙が「星1~2つ」評価のワケ

2022/11/11 21:33
堀川樹里(ライター)

 マーガレット王女とタウンゼント大佐は破局後に再会しているが、それは王女が最初の夫と離婚した78年に女官の手引きにより実現したもの。この再会はかなり感動的だったとされており、92年にも会った可能性はあるが、78年の再会ほどはドラマチックではなかったとみられている。

 なお、『ザ・クラウン』の制作総指揮を務めるピーター・モーガンは、「歴史的事実をもとに」「創造的な想像力」を働かせて制作していると説明しているが、前シーズンから王室に批判的な描き方になっており、今回の予告編を見た人たちからも「実際にはなかったことを歴史的事実のように描いている」と批判の声が続出。

 ジョン・メージャー元首相も、「自分が描かれるにあたり、断りもファクトチェックもされなかった」と不快感をあらわにし、10月末から予告編の映像には「このドラマは実際に起きた出来事をヒントにドラマ化したフィクションである」という断りが追加された。しかし、9日に配信された本編にそのような記載はなく、「実際に起きたことだとミスリードするような内容なのに」と非難されている。

 一方、「デイリー・テレグラフ」は、ダイアナ元妃の最後の恋人であるドディ・アルファイドの父親、モハメッド・アルファイドとエドワード8世の執事だったシドニー・ジョンソンとの関係を中心に描いたエピソード3「モーモーと呼ばれた男」には星4つをつけ、「最も良いエピソードのひとつ」だと高く評価した。

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