テレ朝『相棒』が「神回」と評判も……まるで「シリーズ終焉」の様相? 劇場版に成宮寛貴ら「歴代相棒総出」報道
水谷豊が主演を務める連続ドラマ『相棒season21』(テレビ朝日系)。このたび週刊誌で、劇場版の新作に関する“ビッグプロジェクト”が報じられ、ファンの期待が高まっているようだ。
11月2日にテレビ放送された第4話では、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)がタクシーに乗り込んだ際、血液が付着したマフラーを発見。運転手から情報を聞き出して追跡すると、乗客の男は両親の遺産を食いつぶして暮らす堂島(矢柴俊博)。右京が身分を隠して堂島と行動を共にする間、薫は聞き込み捜査を行うと、どんでん返しの先に衝撃の結末が……という怒涛の展開だった。
この第4話に対し、ネット上では「久々の神回。ラストに感動した」「『相棒』としては珍しくハッピーエンドで、ほっこりしました」「テロだの国家権力だのといった展開よりも、こういう終わり方が好きです」と好意的な感想のほか、「昔の『相棒』が戻ってきたよう」との意見も目立つ。
「『相棒』は『season19』以降、右京と4代目相棒・冠城亘(反町隆史)が、現実と仮想空間を行き来する“VR捜査”が採用されたものの、多くの視聴者から不評を買っていました。しかし、今シーズンでは今のところ最新技術を駆使する展開はなく、登場人物の内面が重点的に描かれている印象です。その中でも第4話は特に評判がよく、『薫ちゃんの復帰で、「相棒」が原点に戻った』とファンを喜ばせています」(テレビ誌記者)
9日放送の第5話への期待も高まるが、そんな中、11月8日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、製作が予定されている劇場版の新作について報道。記事によると、水谷は歴代の“相棒”が全員登場する映画を作りたいと希望しているようで、3代目相棒・甲斐享役を演じ、現在は芸能界を引退している成宮寛貴(現在は、本名の平宮博重名義で活動)にも出演を打診しているという。
「亀山の復帰が発表された時から、『まるでシリーズが終わりに向かってるみたい』『亀山の出演を最後に終了してしまうのでは?』と一部ファンから心配されてきた『相棒』ですが、劇場版に“相棒”が総出演するとなれば、それこそ“大団円”といった様相。ますますシリーズが終焉に向かっているように感じてしまいます」(同)
今シーズンの世帯平均視聴率は、初回の17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から回を追うごとに右肩下がりではあるが、それでも最新話は13.7%と2ケタを優にキープしている『相棒』。しかし、テレ朝の大人気シリーズが終了を迎える日は、そう遠くないのかもしれない……。