日テレ『イッテQ』、ロッチ中岡の“太陽光”企画が批判されたワケ――過去にはロケ中に骨折で重傷も
10月23日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、お笑いコンビ・ロッチの中岡創一が挑んだ企画に、視聴者から「危険すぎる」という指摘が集まった。
この日は、中岡の恒例企画「ロッチ中岡のQtube」を実施。久しぶりの海外ロケでタイを訪れ、“森の饅頭”と呼ばれるパグガエルを捕獲して実食したほか、人間のマネが得意なオランウータンと一緒に写真撮影をするといったVTRが流された。
「ロケの最初に中岡は、恐らく世界唯一である “ソーラーやきとり店”を訪問しました。この店は、およそ700枚の鏡を使って太陽光を反射させ、その熱で鶏肉を焼くという変わった調理法をする飲食店。鶏肉は15分で焼き上がるそうで、調理されたチキンを食べた中岡は、『パサパサ感が一切ない、めちゃくちゃおいしい』『これはビッグビジネスにつながる』と絶賛していました」(芸能ライター)
そして中岡は、この店の特徴を使って“灼熱ピチTチャレンジ”を行うことに。700枚の鏡の前に設置された台の上に中岡が半裸状態で立ち、反射された太陽光を浴びながら、上空に吊るされたサイズの小さいTシャツを跳びあがって取り、それを着るという内容だった。中岡は光を浴びるなり、「嘘やろ! なめてた」とその熱さに悶絶。Tシャツは掴めたものの、結局、台から降りてしまい失敗に終わった。
「この放送後、ネット上では『鶏肉が焼けるほどの熱だったら、やけどしちゃうでしょ』『危険性をちゃんと考えてやってるの?』など、危険すぎるといった意見が噴出。また、太陽光を一カ所に集めるということから、『光が目に入ったら失明する危険もあるのでは?』『サングラスもかけないなんて危なすぎる』などの声も見られました」(同)
「Qtube」のロケは以前から、視聴者に危険性を指摘されている。
「特に批判が多く集まったのは、21年1月31日放送回の“カヤック1回転”というチャレンジです。プールで中岡の乗った一人用カヤックを水の中に垂直に押し込み、浮き上がる反動を使って空中で前方に1回転して着水するという内容でした。しかし、カヤックはそのまま転覆し、艇内に足を固定されていた中岡は自力で脱出できず、しばらく水中に沈んでしまったんです」(同)
カヤックから救助された中岡は、「怖すぎた!」と訴えギブアップ。ネット上では、「全然笑えないし、怖すぎる」「もはや放送事故」などの声が出た。さらに、今年3月には同企画のランニングマシーンを使ったロケ中に、中岡が右足関節外踝骨折で全治2カ月の重傷を負うという事故もあったばかりだ。
芸人が体を張るロケが『イッテQ!』の見どころの一つだが、くれぐれも安全性には気をつけてほしい。