王林の夢「青森県知事になりたい」に賛否も、政治家に転身した芸能人は多数
10月16日放送のトークバラエティ番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)にゲスト出演したタレント・王林が語った“夢”が賛否を集めた。
「青森出身の新バラエティ女王」と紹介された王林。トーク番組は初めてだといい、番組MCの1人、山崎育三郎から「初めて自分が言いたいことが全部言える?」と問われると、「今日はそのつもりで来ました」と気合の入った様子だった。
「今年3月まで青森のご当地アイドル・りんご娘で活動していた王林は、その津軽弁や、天然発言が人気を呼び、今年に入ってからだけでも150本以上の番組に出演しているそう。番組中では、同じく東北出身で、バラエティ番組でもよく共演するお笑いコンビ・サンドウィッチマンの2人がVTR出演し、『悔しいぐらい面白い』『本当に真剣に答えた答えがボケになってる』など、王林の魅力を説明。また、王林の数少ない芸能界における親友であるというラッパーのrisanoがサプライズ登場し、一緒に即興のダンスを披露するという一幕もありました」(芸能ライター)
番組の後半では、王林が地元愛について熱弁。もともと青森について「好きでも嫌いでもなかった」そうだが、県外での活動を通して「これって当たり前じゃないんだ、っていうことがすごい一杯あったり、そもそも(県外の人が)王林っていうりんごを知らない」という状況に直面し、「本当の青森の魅力をちゃんと届けたいな」と思うようになったと明かした。
「王林は、『青森の人たちが私を育ててくれた』と考えているそうで、21年3月に卒業した大学でも、地元の名産品である津軽塗の海外展開をテーマにした卒業論文を書き上げたとのこと。さらに、将来的には青森県の知事になりたいという夢を語り、『ただ好きでいるだけじゃなくて、やっぱり課題とか問題とかも、青森県に感じるところが一杯あって、そういうのに本格的に向き合っていきたい』と抱負を述べていました」(同)
この王林の語った夢に対して、ネット上では「知事になってもらいたい!」「出馬したら絶対投票する」と、応援する声もある一方で、「政治の世界には入ってほしくない」「地域おこしの団体を立ち上げるとかのほうがいいのでは?」「知事になっても利用されるだけどと思う」など、否定的な声も上がっていた。
「芸能界から政治の世界に転身した例は数多くあり、知事になった人物だけでも青島幸男(東京都)、横山ノック(大阪府)、東国原英夫(宮崎県)、森田健作(千葉県)など、少なくありません」(同)
知事の被選挙権が得られるのは満30歳以上であり、現在24歳の王林が最速で出馬できるのは、通常通りなら31年に行われる知事選となるだろう。こうした批判を乗り越えて、彼女の夢は実現に向けて具体的に進みだすのだろうか。