チャールズ国王の友人が『ザ・クラウン』シーズン5の視聴ボイコット呼びかけ! 英元首相も激怒のシーンとは?
同紙は、メージャー元首相が代理人を通して出した、「『ザ・クラウン』の制作に一切協力はしていない」「(Netflixや制作者から)ファクトチェックしてほしいとアプローチされたこともない。事実かどうか確認されたことはない」「故人であるエリザベス女王の生前退位の可能性について当時皇太子だったチャールズ3世と話し合ったこともなければ、女王から王座を奪おうと企てたこともなく、話題に上がったこともない」という声明も紹介。
「チャールズ皇太子は早く国王になりたいのに、90歳を越えても元気なエリザベス女王がそれを許してくれない」とするネタは、これまで散々コメディに使われてきた。しかし、それはあくまでコメディであり、「史実に基づいたドラマ」とうたっている『ザ・クラウン』で描かれると、本当の出来事だと認識する人が続出すると、ネット上でも懸念する声が上がっている。
誰も興味を持たなかった時代から環境保護活動に長年取り組み、脱プラスチックを呼びかけたり、自身も衣服や靴を修理しながら何十年も愛用するなど“高いエコ意識を持つ皇太子”として、ここ数年、評判が上がっていたチャールズ3世。国王になってからまだ1カ月余りだが、王室のスリム化を着々と進めていると報じられており、「質素な王室を目指すのでは」「国民に寄り添う国王になってくれるのでは」と好感度は上がり続けている。
しかし、『ザ・クラウン』のシーズン5は、チャールズ3世の人気が最も低迷した90年代が舞台。90年代は、ダイアナ元妃の暴露本出版、チャールズ3世とダイアナ元妃の離婚、ダイアナ元妃の事故死のほか、アンドリュー王子、アン王女の離婚など波乱に満ちた10年間であったため、ネット上でも、「昼メロ風におもしろおかしく脚色するのではないか」「国王、そして王室の支持率が一気に下がるのでは」と懸念する声が上がっている。
同ドラマのクリエーターのピーター・モーガンは、『ザ・クラウン』は「史実に基づいたドラマ」であるが、想像上の飛躍はあるとして「100%歴史に忠実だと考えないほうがいい」とファンに忠告している。
しかし、シーズン4の”想像上の飛躍部分”は「悪意がありすぎる」ものが多いとされており、「あまりにも悪趣味」だと批判する声が高まっている。