フジ、大みそかに『逃走中』放送で“やらせ疑惑”再燃! ヒカキン勝利の元日SPは4.6%と惨敗
フジテレビは10月9日、今年の大みそかのゴールデンタイムに、ゲームバラエティ番組『run for money 逃走中』を放送すると発表。同局は2015年以降、大みそかは7年連続で格闘技の祭典『RIZIN』を放送してきたため、大きく舵を切ったこととなるが、ネット上では「『ワンピース』の二の舞になりそう」と危惧する声もあるようだ。
不定期放送の開始から19年目となる『逃走中』だが、大みそかに放送されるのは初。逃走者が限られたエリア内でハンター(追手)から逃げ、賞金獲得を目指す内容で、大みそか放送の豪華出演者については後日発表されるという。
「フジは今年1月1日、ゴールデン帯で『逃走中 元日3時間SP~美女とハンターと野獣~』を放送し、東京オリンピックで活躍したレスリング・須崎優衣、柔道・高藤直寿、卓球・水谷隼をはじめとするアスリート5名のほか、アイドルや芸人らが参戦。結果はYouTuber・ヒカキンの勝利となりました。ただ、この放送は世帯平均視聴率が午後6時から60分間が3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、午後7時から120分間が4.6%と惨敗。そのため、定着していた格闘技の中継をやめ、『逃走中』で大みそかの勝負に挑むフジには疑問も残ります」(芸能記者)
ネット上では、「子どもが大好きだから、大みそかに放送されるのはうれしい」「出演者が気になる。ジャニーズ枠にも期待!」と好意的な声が上がる一方で、「昔は見てたけど、最近はマンネリ気味で飽きた」「番組が盛り上がってた頃ならまだしも、今さら感ある」などの指摘も目立つ。
さらに、「『逃走中』って、どうしてもやらせを疑っちゃう」「台本ありそう」と冷めた声も少なくないようだ。
「『逃走中』はこれまで、できすぎた展開や不自然な編集に対して『やらせがあるのでは?』とささやかれてきましたが、今回の発表を受け、ネット上では疑惑が再燃しているようです。ただ、過去には出演者自ら“ガチ”であることを強調したケースも。20年8月の放送後には、最後まで逃げ切り賞金117万円を獲得したEXIT・兼近大樹に対してやらせの疑いが浮上しましたが、本人がTwitterで問題の場面について説明し、『やらせは一切なしだから逃走中ファンはご安心を!』と理解を促していました」(同)
フジテレビといえば、14年の大みそかのゴールデンタイムに、アニメ作品『アニメ15周年記念「ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜」2014年特別版』を放送。内容は08年に公開された劇場版第9作の特別版だったが、結果は世帯平均視聴率3.3%の大爆死となり、同時間帯でテレビ東京を含む民放キー局のうち最下位となってしまった。
「近年のフジは若いコアターゲットを重視しているため、子どもに人気の『逃走中』を大みそかの目玉番組に持ってきたのでしょう。しかし、どうしても『「ワンピース」の二の舞になってしまうのではないか』と8年前の大惨敗を思い出さずにはいられません」(同)
マンネリを指摘する声も多い『逃走中』。まずは、豪華出演者の発表を待ちたい。