福山雅治『沈黙のパレード』が『ONE PIECE』抜き1位、岡田准一『ヘルドッグス』はトップ5入り! 映画動員ランク
福山雅治主演の映画『沈黙のパレード』が全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、9月24日~30日)にて、公開3週目で1位に輝いた。9月16日に封切られ、10月2日までの累計動員数142万人を突破。累計興収も20億円を超える大ヒットとなっている。
同作は、福山演じる天才物理学者・湯川学が不可解な未解決事件に挑む、東野圭吾氏原作のドラマ「ガリレオ」シリーズ(フジテレビ系)の劇場版第3弾。『沈黙のパレード』は、町の人気者だった女子学生殺害の犯人だと疑われた容疑者が、釈放後、その遺族たちが暮らす町にあらわれるも何者かに殺されてしまい、湯川らがこの難事件に立ち向かうストーリーだ。
公開直後から「シリーズ最高傑作」とのキャッチコピーで宣伝された同作だったが、公開直後はネット上に「湯川と内海刑事(柴咲コウ)の掛け合いが少ない」「ストーリーが奇想天外すぎる」など、厳しい声が飛んだ。だが、シリーズ9年ぶりの新作である点や、「ドラマを見ていなくても入り込めるストーリー」といった好意的な声も見られ、批判的な意見は動員や興収にはほとんど影響していないようだ。
なお、福山と柴咲がタッグを組んだ劇場版シリーズ第1作『容疑者Xの献身』(08年)は、興収49.2億円の大ヒットを記録。『沈黙のパレード』が同作を上回れるのか注目したい。
2位は人気テレビアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の劇場版第15弾『ONE PIECE FILM RED』が公開8週目で入った。10月4日の時点で興収はすでに163億円を超えており、まだまだその人気が衰える気配はない。同1日からは第5弾入場者プレゼントとして「FILM REDメモリアルカード」(全国50万枚限定)の配布も行われ、引き続き動員を伸ばしそうだ。
3位は、公開2週目のアニメ作品『映画デリシャスパーティ・プリキュア 夢みる・お子さまランチ!』。同作は「ありがとうの気持ち」「シェアする喜び」をテーマに、“ごはん”をモチーフに取り入れた「プリキュア」のテレビシリーズ第19作『デリシャスパーティ・プリキュア』(テレビ朝日系)の劇場版だ。お子さまランチのテーマパーク“ドリーミア”を舞台に、プリキュアとパートナーの妖精たちが大活躍を繰り広げる。