羽生結弦アイスショー、近隣ビジネスホテルが誤情報で炎上も……1泊10万円超の値上げは事実で「やりすぎ」
プロフィギュアスケーター・羽生結弦が、初の単独アイススケートショー『プロローグ』を11月4、5日に神奈川・横浜、12月2、3日に青森・八戸で開催する。この発表直後、ネット上では会場近隣の一部ホテルが、羽生のショーに合わせて宿泊客の予約を取り消したうえ、宿泊料金を値上げしたという情報が出回り、物議を醸していた。
羽生といえば、2014年のソチ五輪、18年の平昌五輪と2大会連続で、フィギュアスケート男子シングルの金メダルを獲得した実力者。今年7月にプロ転向を発表したが、その人気はいまだ衰えていない。そんな羽生が初の単独ショーを行うとあって、ファンは大盛り上がり。各会場近辺のホテルにも宿泊予約が殺到したようだ。
「ネット上では、八戸市内の一部ホテルが『システム障害を理由に、あらかじめ入っていた予約を一方的にキャンセルした』『料金を大幅にアップした上で、新たに予約を受けつけた』という疑惑が浮上。また、『ホテルセレクトイン八戸中央』の平常時の宿泊料金(2,000円台)と、羽生のショー開催日である12月2日の宿泊料金(10~11万円台)の比較画像も出回り、ネット上は『普段の50倍以上!?』と騒ぎになりました」(スポーツ紙記者)
実際に予約をキャンセルされたというネットユーザーからは、「別のホテルの話」といった証言もネット上に寄せられていたものの、一連の騒動は「ホテルセレクトイン八戸中央」の名前とともに拡散され、“炎上”状態となっている。
そんな中、同ホテルは10月6日、公式ホームページで「当ホテルのSNS上の内容についてのご説明」という文章を公開。“宿泊予約を一方的にキャンセルした”疑惑を否定し、「当ホテルから一方的に予約をキャンセルされた、という方からのお電話等についても10/6時点では、ございませんでした」「システム障害が起きたという事実は一切ございませんでした」と報告。
つまり、出回っている話の大部分は“誤情報”であると主張し、「誤表記、店舗への無言電話や、誹謗中傷及びSNS上における営業妨害行為につきましては、法律的な判断をすることも検討」しているとも警告したが、「羽生のショーに合わせ、宿泊料金を通常より“爆上げ”して販売したことは事実と認めており、困惑するネットユーザーも少なくないようだ。