カルチャー
嵐・相葉雅紀『“それ”がいる森』公開記念

亀梨和也『事故物件 恐い間取り』は外せない!? 人間食べ食べカエルさんに聞く「ジャニーズ・ホラー」オススメ映画3選

2022/09/30 16:00
サイゾーウーマン編集部

 9月30日に公開となった嵐・相葉雅紀主演のホラー映画『“それ”がいる森』。メガホンを取ったのは、ジャパニーズホラーの代表的作品『リング』シリーズを手掛けた中田秀夫監督とあって、ジャニーズファンだけでなく、ホラーファンからも注目されているようだ。

 ジャニーズ事務所所属タレントの主演映画といえば、ラブストーリーやヒューマンドラマのイメージが強い人も多いかもしれないが、これまでもホラー作品に起用されることはたびたびあった。『“それ”がいる森』公開をきっかけに、ジャニーズタレント主演のホラー作品が再注目される中、今回、Twitterでフォロワー数17万人超を誇るホラー愛好家であり、映画ライターとしても活躍する「人間食べ食べカエルさん」に、オススメの“ジャニーズ・ホラー” 3作品(出演当時にジャニーズ事務所所属だった退所者の作品含む)と、その見どころをお聞きした。

人間食べ食べカエルさんオススメのジャニーズ・ホラー3選

1.『催眠』(1999年)

フジテレビ系『ほん怖』で長年進行役も担当する稲垣吾郎(写真:サイゾーウーマン)

【監督】
落合正幸
【キャスト】
稲垣吾郎、菅野美穂、宇津井健ほか

【あらすじ】
東京都内で、「ミドリの猿」という謎の言葉を残して人が次々に変死する怪事件が発生。刑事の櫻井孝典(宇津井)に捜査協力を求められた心理カウンセラー・嵯峨敏也(稲垣)は、偶然テレビで「ミドリの猿」とつぶやく入絵由香(菅野)を見かけ、接触を試みる。

 人がいきなり異常行動を取ったのちに怪死する事件が連続発生。それは“催眠”が引き起こしていた――そんな恐ろしい事件に挑む心理カウンセラーを、元SMAPの稲垣吾郎さんが演じています。

 冒頭からフルスロットルで凄まじいインパクトを放ち続ける作品で、共演も宇津井健さんなど錚々たるメンツが勢ぞろい。そんな中でも稲垣さんは、埋もれることなく、ミステリアスな雰囲気と確かな演技力で主要キャラとしての格を保っています。まさにスターです。

 稲垣さんは、映画『十三人の刺客』(2010年)で演じた、目に付いた相手を容赦なく虐殺する暴君のような超絶サイコパスキャラもハマるし、脇を固めるのもうまいし、本作のようにメインキャラを務めることもできます。超マルチアクターだと思いますね。

2.『来る』(18年)

ジャニーズきってのアクション俳優・岡田准一(写真:サイゾーウーマン)

【監督】
中島哲也
【キャスト】
岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ほか

【あらすじ】
オカルトライター・野崎和浩(岡田)のもとに、「最近、身の回りで怪異な出来事が起きている」と田原秀樹(妻夫木)が相談にやって来る。野崎は、霊感を持つキャバ嬢・比嘉真琴(小松)と、その姉である日本最強の霊媒師・琴子(松)らとともに調査に乗り出す。

 “師範”こと元V6の岡田准一さんが、やさぐれ度全開のオカルトライター・野崎役で出演。頼りになりそうで頼りにならない、でもちょっと頼りになる。そんな絶妙なラインを行き来する独特なキャラを、持ち前のビジュアルと繊細な演技で見事に表現しています。漫画チックなやりすぎキャラが多い中にあって、唯一つかみどころのない難しい役を演じ切っているともいえます。

 また、岡田さんは演技だけでなく、裏方としても大活躍。映画『ザ・ファブル』(第1作19年、第2作20年)シリーズでアクションの振り付けを担当するなど、仕事の範囲を演技だけに留めず、あらゆる方面から映画のクオリティを引き上げることに尽力していますが、それは本作でも同様です。

 岡田さんの指導は、本作のメイキングで見ることができます。中でも、共演の松たか子さんに殴り方を教え、それを自分が受けて倒れ込む一連のシーンは必見。もうこの人は、アクション指導も一流ですね。

3.『事故物件 恐い間取り』(20年)

初ホラーを大ヒットに導いた亀梨和也(写真:サイゾーウーマン)

【監督】
中田秀夫
【出演】
亀梨和也、奈緒、瀬戸康史ほか

【あらすじ】
売れない芸人の山野ヤマメ(亀梨)は、相方の中井(瀬戸)とコンビを解消。ピン芸人となり、事故物件に住んで怪奇現象を撮影する“事故物件住みます芸人”としてブレークを果たすが――。

 ジャニーズ・ホラーを語るうえで外せない一作。芸人・松原タニシさんの実体験をベースにした同名小説を映像化した本作は、興行収入23億円超という大ヒットを記録しました。本作は恐怖を求めて鑑賞するとなかなか厳しいところがありますが、一種のお祭り映画として臨むとかなり楽しい気分になれます。

 主演を務めるのはKAT-TUNの亀梨和也さん。亀梨さんは売れない芸人・山野ヤマメを演じています。「あの見た目で売れない芸人!?」と思いながら見ましたが、これがかなりハマっていて驚きました。オーラを極限まで消しており、「なるほど確かにこれは売れないわ」と思わされる説得力があります。

 事故物件から事故物件へと渡り歩くうちに、次第に蝕まれていく様を丁寧に表現しているのが流石です。ギャグと恐怖の中間をつないでいく高度な演技で、最後までグイグイ引っ張ります。亀梨さんの新境地が拝める作品です。

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