YouTuber・ゆたぼん、九九が言えない騒動は「周りの大人がダメ」? 父に“親の責任”問う声も
“少年革命家”を名乗る、13歳のYouTuber・ゆたぼん。先日、算数の“九九”が言えないと発覚し、ネット上で大きな話題になったが、芸能界からは、大人の責任を問う声が続出している。
ゆたぼんは9月3日、YouTubeチャンネル「令和の虎CHANNEL」の生配信に、“出資志願者”として出演。「ハーバード大学に行きたい」として1000万円の出資を希望するも、九九の9の段が言えないことが判明し、ネット上には衝撃を受ける声が相次いだ。
「この際ネット上では、『ちゃんと勉強しないで遊んでばっかりいるからでしょ』などと、ゆたぼんを責めるような声も上がっていました。しかし、同12日には、お笑いコンビ・ロザンがYouTubeチャンネルを更新し、『大人がちゃんと教えているかどうかっていうのが問題』『教育を受けさせる義務を持っている周りの大人に言うべき』など、ゆたぼん本人を批判するのではなく、周囲の大人の責任を問うべきだと指摘したんです」(芸能ライター)
ゆたぼんは、「九九が言えない」という発言が物議を醸しているのを知ってか、自身のTwitterに「九九ができひんとか本気にしてる奴マジで笑えるねんけど、エンタメもわからんとか終わってるやん」(原文ママ、以下同)と投稿し、あくまでも“演出”だと強調している。
すると、かつてお笑いコンビ・Wコロンとして活動していた漫才師の木曽さんちゅうは、14日配信のニュースサイト「日刊ゲンダイDIGITAL」の記事にコメントを寄せ、「私には不登校児が九九が言えないことがエンタメだというのはどうにも理解ができません」とバッサリ。さらに、「保護者でも誰でも構わないので、ゆたぼんに優しく諭してあげられるような大人が周囲にいないのか、心配になってしまいます」と、不安を口にしていた。
「ロザンや木曽さんちゅうのコメントを受けて、ネット上にも『この先、大人になって困るのはゆたぼんしかいない。大人は本当に無責任だな』『周りの大人がダメすぎて、ゆたぼんがかわいそう』『ゆたぼんを叩くのは違うな〜って思ってたから、芸人さんたちが言ってくれてよかった』などと賛同の声が多く見られ、徐々に世論が変化しているようです。なお、ゆたぼんは現在、日本一周プロジェクトで全国各地をめぐっていますが、先日も“親の責任”を問う声が上がっていました」(同)
10日にゆたぼんのYouTubeチャンネルにアップされた「事故った車を助けました」という動画では、日本一周プロジェクトを行う際に乗車している車「ゆたぼんスタディ号」の前方を走る車が蛇行運転を繰り返し、対向車線にはみ出すなど、危険な走行をしている様子を公開した。
「ゆたぼんと父親の中村幸也氏はその車を心配し、時折クラクションを鳴らすなど運転手に注意していたものの、結果的に対向車線をはみ出して、道路脇に横転したような形となり、単独事故が発生。その後、ゆたぼんと中村氏は警察を呼ぶなどの対応を取りましたが、現場に駆けつけた救急隊員や救急車の内部、事故を起こした運転手の姿も、モザイク処理したうえで公開していたんです。ネット上では『父親が撮影をやめてすぐに通報していれば、事故は起こらなかったのでは?』『人の事故までYouTubeにアップするとか、親の倫理観がヤバい』などと、批判が噴出していました」(同)
一方、中村氏は自身のTwitterで、ゆたぼんを称賛するユーザーのツイートを頻繁にリツイートしている。保護者の責任を問う声は、届いているのだろうか?