『ONE PIECE FILM RED』が『呪術廻戦』破り1位、竹内涼真&横浜流星『アキラとあきら』公開3週で5位! 映画動員ランク
9位は、のん主演の話題作『さかなのこ』が公開2週目で初ランクイン。魚の専門家で大学の客員教授も務めるさかなクンの自伝的エッセイ『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』(講談社)にアレンジを加えた作品で、『南極料理人』(09年)や『横道世之介』(13年)で知られる沖田修一氏が脚本と監督を務めた。
寝ても覚めても魚のことばかり考えている主人公・ミー坊(のん)の成長をユーモアたっぷりに描く物語で、さかなクン本人も「ギョギョおじさん」として登場する。公開当初、ネット上には「さかなクンが主人公なのに、なぜ女性ののんがキャスティングされたのか?」といった疑問の声も見られたが、次第に「ジェンダーを超えたキャスティングが素敵だった。のんさんの演技が素晴らしいからこそ成立してる」「さかなクンを演じるのに、のんほどの適役はいない!」「のんをキャスティングしたのは、天才としか言いようがない」といった絶賛が寄せられている。
のんといえば、13年にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で主演を務め大ブレークしたものの、15年に当時の所属事務所・レプロエンタテインメントとの契約トラブルが浮上。翌16年に独立し、本名の“能年玲奈”から現在の“のん”に改名した。その後、メディア露出は激減しており、特に民放地上波テレビ出演はほぼゼロの状態が続いている。そのため、『さかなのこ』を宣伝する機会も限られているようだが、これだけ好評が多いと、口コミによってヒットしていくかもしれない。
10位には、人気アニメ『怪盗グルー』シリーズに登場するミニオンたちを主人公にしたスピンオフ・アニメの第2弾『ミニオンズ フィーバー』が公開9週目で入った。
なお、なにわ男子・道枝駿佑、福本莉子のダブル主演作『今夜、世界からこの恋が消えても』や、嵐・二宮和也主演の『TANG タング』、橋本環奈主演の『バイオレンスアクション』といった新作邦画は、すべてトップ10入りを逃している。
【全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ、9月3~9日)】
1位 ONE PIECE FILM RED
2位 ブレット・トレイン
3位 ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
4位 トップガン マーヴェリック
5位 アキラとあきら
6位 劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ
7位 異動辞令は音楽隊!
8位 キングダム2 遥かなる大地へ
9位 さかなのこ
10位 ミニオンズ フィーバー