[ドラスト・ヘア用品レビュー]

元美容師が、人気の「ヘアケア商品」3つをジャッジ! マイクロファイバータオルの“デメリット”は?

2022/09/10 14:00
AKKO(ライター)

ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

巷で人気のヘアケア商品は「買うべき」? 元美容師がジャッジ!

元美容師が、人気の「ヘアケア商品」3つをジャッジ! マイクロファイバータオルのデメリットは?の画像1
写真ACより

 ネット上で「使うと髪の毛がサラサラになる」「美髪のためにはこれを買うべき!」などと言われるヘアケア商品、たくさんありますよね。ただ、髪の毛のお悩みや髪質は人それぞれなので、「なかなか手を出せない」というものも、結構あるのでは?

 そこで今回は、元美容師の視点から、ネット上で人気を集める「マイクロファイバータオル」「シルクのナイトキャップ、シルクの枕カバー」「ヘアケアサプリメント」について、「購入する価値があるかどうか」をジャッジしていきます!

人気のヘアケア商品その1:マイクロファイバータオル

 「吸水性にすぐれ、肌や髪の毛にも優しい」として、お風呂上がりに髪の毛を拭く際は、マイクロファイバータオルを使うといいとのウワサがあります。実際に、吸水・速乾性が高いので、一般的なタオルと比べると、髪の毛の水分を素早く取ってくれて、摩擦の軽減にも役立ちます。

 一方で、タオルの繊維が細かいことから、皮脂などが溜まりやすく、雑菌の繁殖率が高くなるというデメリットも。私は美容師時代、作業効率を高めるために、サロンのタオルをマイクロファイバータオルに一新したことがありますが、結局は数年で“廃止”になりました。その一因が「カビ」だったというエピソードからも、どれだけ雑菌が増えやすいかわかるのでは……。


 通常のタオルに比べ、マイクロファイバータオルはコストが割高なのに対して、吸水性が次第に衰えていくなど、劣化が早いのも難点。そのため、「コスパがいい」とは言い難いですね。

美髪を目指すなら「マイクロファイバータオル」は買うべき?

 摩擦が軽減されて髪の毛への負担が少なくなったり、ドライの時間が短縮できたりといったメリットがあることは、素晴らしいと思います。しかし、マイクロファイバータオルを使用しているからといって、ドライを怠り、濡れたままの状態でいると、結果的にキューティクルを損傷してしまうので、ダメージは避けられません。

 使用方法にもよりますが、「マイクロファイバータオルを使う=美髪になる」という結果にはならないので、「使わないよりはいい」程度のアイテムでしょう。

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