日テレ、20年ぶり『THE夜もヒッパレ』復活の大嘘? 推し続けるお粗末な事情
「昨年2月、『千鳥vsかまいたち』(現『千鳥かまいたちアワー』)で、千鳥・大悟が『今のテレビには赤坂さんが足りない』と訴え、『夜もヒッパレ』を数回にわたって大々的にフィーチャー。『ヒッパレ』の過去映像を流し、赤坂がアーティストより前に立って激しくMCを展開する姿などを紹介。大悟を筆頭に、相方のノブやかまいたちがそれをマネるなどしました」(同)
しかし一体、なぜ日テレは『夜もヒッパレ』を推し続けるのだろうか? そこには、どうやらお粗末な事情があるようだ。
「『千鳥vsかまいたち』も、『Premium Music 2022』も今回の『24時間テレビ』も、携わる放送作家やスタッフがかぶっています。つまり、はっきり言ってしまえば内輪の流行。音楽ものは、ヒット曲の過去映像も流せるし、歌うまタレントを集めればそれだけでソフトになるので、お手軽なんです。ただ20年ぶりの復活というのは、大嘘になっちゃいますね(笑)」(業界関係者)
制作サイドも自覚があったのだろう。オンエア中はその「20年ぶり」というフレーズは強調されず、テロップにも表示されていなかった。
ところで、『夜もヒッパレ』復活として放送されたものの、歌手ではない異分野のタレントが歌唱するというヒッパレならではの特色は薄かった。わざわざ番組名を掲げる必要はなかったように思うが……。
「『ヒッパレ』が復活すると言ったほうが、当時の視聴者にはイメージしやすいということでしょう。ただ、『Premium Music』に続いて出てきた三宅は、今の若者からすれば『誰?』となるでしょうね」(同)
赤坂も『千鳥vsかまいたち』や大悟による猛プッシュの甲斐なく、今のところ再ブレークには至らず「あの人は今」状態。それでも、日本テレビは今後も「○○年ぶり復活!」と一人お祭り騒ぎを続けるのだろうか。