『紅白』落選続きの美川憲一、唐突に「書道」を披露! きっかけは『ONE PIECE』?
――日々更新される、芸能人のブログやSNS。毎日無数に更新される投稿の中から、かつて注目を集めたタレントの意外な活動や、ただただ元気そうな姿、ちょっと心配になる近況など、ライター・浦島茂世が「あの人」の「いま」を追いかけます。
今月の思い出しタレント:美川憲一
芸能生活58年、発表したシングルは100枚以上、さらに『NHK紅白歌合戦』に26回出場という大スター中の大スターといえば、美川憲一さん。交友関係も非常に広く、「芸能界のご意見番」としても確固たる地位を確立しています。
絢爛豪華な衣装で『紅白』を盛り上げた美川さんですが、実は2009年の出場を最後に落選が続いており、10年以上出ていません。一方で、21年6月にYouTubeチャンネル「美川憲一のおだまりチャンネル」をスタートさせ、体を張った企画に挑む姿が話題になったことも。そのため、今はテレビよりネットでその姿を見ることのほうが多いのではないでしょうか。
そんな美川さんですが、SNSやブログで発信を始めたのは、割と最近のこと。19年11月にインスタグラム、20年9月にブログの更新を開始しています。ちなみに、どちらにも同じ内容を投稿しているようです。
美川さんの投稿は、仕事の報告や訪れた場所の紹介、出会った方について書かれることが多いですが、文字数は少なめ。しかし、掲載された写真から伝わる本人のオーラや、ド派手な服装、そして美川さんの声が聞こえてくるかのような文体のインパクトがものすごく、思わず引き込まれます。
例えば、1月23日の投稿では、グッチとバレンシアガがコラボしたアウターを身につけ、そこに同コラボシリーズの「かばん」や、「ゴールドのオーダーマスク」「ファー付き靴」「ダイアモンドに囲まれたエメラルド付きの象の指輪」という、非常にクセの強いアイテムを合わせています。
色合いはベージュ系で統一されて落ち着いているのに、華やかに見えてしまうのがすごい。大物オーラで、クセ強アイテムを強引にねじ伏せていくファッション、これこそ芸能人です。
また、美川さんはサービス精神も旺盛。6月23日の投稿では、親友・神田うのさんとの“仲良しツーショット”を披露していますが、2人の服は一般人が着て歩いていたら職務質問を受けそうなぐらい派手。とはいえ、この2人に「地味な服を着てほしい」と思う人は、ほぼいないでしょう。
おそらく美川さんは、「うのと2人ですごい服を着ている写真を読者は求めている」と、きちんとニーズを把握して、投稿されているはず。自身のイメージを正確に把握されているところも、「さすが芸能人」の一言に尽きます。