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R・ケリーの弁護士は否定

未成年性的虐待のR・ケリー、婚約者で性奴隷の一人が自伝リリースで大炎上! 「私は妊娠している」

2022/08/16 19:20
堀川樹里(ライター)
婚約者に弁護士もあきれる自叙伝を発売されたR・ケリー(写真/Getty Imagesより)

 「25年近くもの間、己の性的欲求を満たすために富と名声を利用し、未成年の少女たちを食い物にした」として禁錮30年の実刑判決を受けた世界的R&Bシンガーソングライター、R・ケリー(55)の被害者で、婚約者でもあるジョセリン・サヴェージ(26)が、米Amazonから自伝をリリース。

 ケリーの子を妊娠していたと幸せそうに告白したが、全24ページで約15ドル(約2,000円)という価格の割には、あまりにも内容がお粗末だと辛らつな意見が殺到。レビュー欄は軒並み星1つの低評価で大炎上している。

 2019年1月、告発ドキュメンタリー『サバイビング・R・ケリー:全米震撼!被害女性たちの告発』が放送されたことがきっかけで、性的搾取目的で未成年の少女らを誘拐/監禁し、性的虐待した罪などで逮捕・起訴されたケリー。今年6月には、ニューヨークの連邦裁判所から禁錮30年の刑を言い渡された。8月15日からは「児童ポルノと公務執行妨害罪」に関する裁判がシカゴの裁判所で始まり、服役年数はさらに増えるものとみられている。

 このシカゴの裁判が始まる3日前の12日、ケリーの婚約者ジョセリンが米Amazonで自伝『Love and Joy of Robert(ロバートの愛と喜び)』をリリース。ケリーとの出会い、関係などを赤裸々につづったもので、24ページと短編だが新書販売価格は約15ドル(約2,000円)とかなり強気だ。

 ジョセリンはケリーに洗脳された性奴隷だとみられており、告発ドキュメンタリーでは、必死になって彼女を連れ戻そうとする両親の姿が紹介されていた。ジョセリンは、「自分も被害者」と発言したことがあるが、ケリー逮捕後も彼の家を離れず、裁判に顔を出すなど彼を支えている。

 同書の中で、ジョセリンはケリーから婚約指輪を受け取った数カ月後に、「ひどいつわりが始まったが、自分の体の中で何が起きているのか確信を持てずにいた。新型コロナウィルスに感染したのかと思ったが、私は妊娠しているという素晴らしい事実が判明したのだ」と、ドラマチックにケリーの子を身ごもったことを告白。「ロバート(ケリー)はとても喜んでくれた。そして出産に立ち会えないことを悲しがった」と、赤ん坊のエコー(超音波)写真まで掲載した。

 米紙「ニューヨーク・ポスト」によると、本はケリーの許可を得て、彼のチームがチェックした上で出版。ジョセリンはケリーとの親密な写真も載せたかったが、彼から許可が下りなかったそうで、「ハッピーエンディングにしたかったから、本には書かなかったこともある」と、まだまだ語る内容がある様子を見せた。

 ケリーが所有する高級マンションのひとつに住んでいるというジョセリンは、続編を執筆中とのことで、「次はメディアによってねつ造された事実を暴露するわ。たくさんの秘密をね」と宣言。来年には続編をリリースする予定だと語った。

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