芸能
なんとも切ない理由
アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』大ヒットのウラで……声優業界関係者が語る「非常に残念な点」
2022/08/15 08:00
1999年10月からテレビアニメ(フジテレビ系)がスタートした『ONE PIECE』には、多くのベテラン声優たちが出演している。芸歴が長いだけあって、声優としての地位を確立している彼らだが、「今作には、非常に残念な点もある」(同)ようだ。
「長く続いている作品がゆえ、声優自身が年を取ってきています。現役として長く活躍するために、食生活に気を使ったり、体力づくりをしたりと、努力を続けているベテラン声優は多く存在しますが、年齢を重ねると、滑舌や発声にどうしても“老い”が出てきてしまう。『麦わら海賊団』のフランキー役を演じている矢尾一樹は、今作で“声の衰え”が如実に表れていました。矢尾は声優業界でも名の知れた酒好き。二日酔いで現場に現れることもしばしばあり、過去には酒が原因で体を壊したことも。そんなこれまでの不摂生が明らかに声に出ていました」(同)
一方で、主人公・ルフィ役の田中真弓については、「先日、主人公の少年・パズー役を演じたジブリ映画『天空の城ラピュタ』(1986年8月)が地上波で放送されましたが、今から36年も前の作品にもかかわらず、滑舌や発声はもちろん、声の艶も衰えるどころか、現在のほうが圧倒的に良い」(同)という。
原作はいよいよ最終章に差しかかった『ONE PIECE』。アニメはまだ数年放送が続くと思われる。脇役のキャラクターは、声優が亡くなったことでしばしばキャストが変更されているだけに、最後まで全員で完走できるよう、声優陣には体を大切にしていただきたいところだ。
最終更新:2022/08/16 15:42