King&Prince、コンサート中の事故でメンバーのフォローに称賛も……運営側に疑問の声
8月6日、King&Prince(以下、キンプリ)が行ったコンサートツアー『King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~』北海道会場の昼公演にて、ステージ上の機材が発火する事故が発生。コンサートは中断となり、そのまま中止に。同日夜の公演も開催を見合わせた。現場に居合わせたファンからは、メンバーの対応に称賛の声が上がっているものの、コンサート運営側の判断などを疑問視する意見も少なくない。
「問題が発生したのは、北海道立総合体育センター(北海きたえーる)で6日に行われた、午後1時開演の昼公演。開始から1時間以上が経過した頃、『バトル・オブ・バトラー!』という楽曲の途中でいきなり音が止まり、センターステージ上のセットが燃えていたとか。その後、1時間ほどメンバーがトークで場をつなぐも、安全上の都合で午後3時半頃に公演中止が決まったそうです」(ジャニーズに詳しい記者)
この公演に居合わせたファンは、SNS上に「センターステージとその周辺は煙で真っ白。付近の客は後ろに避難して、途中でキンプリが花道を歩いてMCを続行してくれた」「メンバーは『大丈夫だよ』『俺たちのこと見て!』とか安心させてくれる言葉をくれた」「キンプリだけじゃなくて、スタッフが出てくるのも早かったし、機材の対応や客席の安全管理も完璧だった」などと、現場の様子を投稿していた。
同日の午後7時20分、ジャニーズ事務所は公式サイト上で今回の騒動について、「ステージ上の機材が発火する事故が発生しました」と報告。同時に「公演を心待ちにしてくださっていた皆様には、突然のご案内により、公演を中止いたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。また、該当の公演にご来場くださっていた皆様には、大変なご心配とご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪している。同日午後9時30分には、「現場の安全が確認された」ことから、翌7日の昼・夜公演はどちらも予定通り実施すると発表した。
「7日付の『スポーツ報知』によれば、当時、会場ではスモークをたく機材から漏れたオイルが照明に触れ、煙が上がったとのこと。体調不良を訴えた客の1名が救急車で搬送されたそうですが、『札幌市消防局によると、消防車など6台を出動させた。病院に運ばれた人の意識はしっかりしている』とも伝えていました」(同)
そんな中、キンプリは6日夜に公式インスタグラムでライブ配信を行い、ファンとコミュニケーションを図る機会を設けた。会場での対応も含めて、こうしたメンバーのフォローを称賛するファンは多いものの、一部のジャニーズファンからは運営サイドについて、「まずは客席の避難が優先では? トークでつなぐなんて、メンバーもお客さんも危険だったと思う」「しゃべらせてないで避難誘導をすべきだったでしょ。“美談”になってるの怖すぎ」といった意見も見受けられる。