【東京ドーム、横アリほか】会場別の「安くて使いやすい」おすすめ防振双眼鏡を、ヨドバシカメラ販売員が解説!
ジャニーズライブやコンサート、舞台公演が目白押しのこの夏。オタク活動に欠かせない「双眼鏡」の購入やレンタルを検討している人も多いのでは?
サイゾーウーマンでは過去、双眼鏡のプロにおすすめの双眼鏡についてインタビューしていた。プロが選ぶ、ホールクラス、アリーナクラス、ドームクラスの3つの会場にそれぞれ適したモデルはいったいどんなものがあるのか、過去記事を参考に、自分に合った一台を見つけてほしい。
(編集部)
今やコンサートや観劇の「必需品」となりつつある双眼鏡。“推し”の姿をより近くではっきりと見ようと、夏のコンサートツアーに向けて、購入を検討している人も多いのではないだろうか。
今回、サイゾーウーマンでは、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店カメラ専門チームマーケット・イノベーターの川上朋孝さんに取材を敢行。インタビュー前編に引き続き、後編ではホールクラス、アリーナクラス、ドームクラスの3つの会場別におすすめの双眼鏡について話を聞いた。双眼鏡選びにぜひお役立ていただきたい。
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ジャニーズコンサート、ホールクラスでおすすめの双眼鏡2選
――インタビュー前編では、コンサートや舞台観劇には8~10倍の双眼鏡が最適で、対物レンズが大きいものを選ぶことがポイントだと伺いました。では、具体的にNHKホールや帝国劇場など、ホールクラスの会場におすすめの商品はどちらになりますか?
川上朋孝さん(以下、川上) 当店で人気なのは、ビクセンの「アトレックII HR8×32WP」(2万4,640円)という商品。32mmとレンズが比較的大きく、ほかのメーカーの同じスペックの機種よりもボディが小さいことが特徴で、持ち運びがしやすくなっています。
――コンサートになると、2時間ほど手に持つことになりますから、特に女性ファンにとっては、 “ボディの重さ”も非常に重要なポイントになりそうですね。
川上 一方、防振タイプだと、410gと少々重くはなってしまうのですが、ニコンの「STABILIZED 10×25」(7万5,900円)。電源ボタンを押し続けると、「STABILIZED(手ブレ補正)機能」が起動します。10倍とホールクラスの会場にはやや倍率は高めですが、防振なのでやはり視界がブレないというところと、10倍クラスの中ではレンズの前側が大きいので、目が疲れにくいというのが一番の特徴。価格帯も、このレベルの商品としては、比較的リーズナブルです。
ジャニーズコンサート、アリーナクラスの会場でおすすめの双眼鏡4選
――続いて、横浜アリーナや国立代々木競技場第一体育館など、アリーナクラスでおすすめの双眼鏡を教えてください。
川上 ホールクラスで紹介したビクセンの双眼鏡の一つ上のモデル「アトレックII HR8×42WP」(2万8,580円)がおすすめです。42mmと、対物レンズが大きくなりますので、より視界が広くなります。
また、より手ごろな価格帯のシリーズでは、インタビュー前編でも紹介した、同じくビクセンの「アリーナスポーツMP8×25」(1万4,030円)や「アリーナスポーツMP10×25」(1万5,120円)が、比較的コンパクトかつ使いやすいモデルです。
一方の防振タイプでは、ケンコーの「VC スマート 10×30」(7万4,800円)がおすすめ。こちらは、ON・OFFの切り替え式の電源なので、ボタンを押し続ける必要がありません。また、接眼レンズ部分の枠がしっかりした作りになっているので、目が痛くなりづらいというところと、対物レンズが30mmと大きくなりますので、見やすくなっています。