吉野家「ねぎ塩豚皿麦とろ御膳」は夏にピッタリ! 松屋&すき家を抑えてプロがおすすめ
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
吉野家、松屋、すき家「夏限定メニュー」プロが選ぶおすすめメニュー
この時期、人気牛丼チェーンの吉野家、松屋、すき家では、続々と「夏限定メニュー」が登場しています。それぞれ、個性的なラインナップですが、栄養面から見た時に「夏にピッタリ」なメニューは、一体どれなのでしょうか?
そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生に、「栄養面から見ておすすめしたい牛丼チェーンの夏限定メニュー」を選んでもらいました!
――暑い時期、特に必要な栄養素はありますか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 暑い日が続くと体がだるくなったり、疲れが取れないと感じたりする人も多いのではないでしょうか。そんな時は、体を動かすエネルギー源である「糖質」と、糖質からエネルギーを生み出すのを助けてくれる「ビタミンB1」、そのビタミンB1の吸収率を高めてくれる「アリシン」を摂取するのがおすすめです。
また、暑くて食欲がわかないと、のどごしの良いそうめんや、ざるそばなどの麺類ばかり選んでしまうかもしれませんが、それではたんぱく質などの栄養が不足しがち。夏は特に、肉や魚、卵、大豆製品などをしっかり食べるように意識しましょう。
――それを踏まえて、まずは「吉野家」のおすすめ夏限定メニューを教えてください。
猪坂 吉野家のおすすめは「ねぎ塩豚皿麦とろ御膳」(767円、税込み/以下同)。豚肉やとろろ、オクラなど、ビタミンB1を含む食材をしっかり摂れるメニューです。ビタミンB1の吸収率を高めてくれるアリシンを含むネギもトッピングされているので、より効率よく夏の疲れをとることができるでしょう。
さらに、とろろやオクラ、ネギなどの野菜には、皮膚でメラニン色素の生成を抑えて日焼けを防いでくれるビタミンCも含まれています。お肌のダメージを防止したい人は、こういった野菜類を食事に取り入れてみてください。
――続いて「松屋」はどうですか?
猪坂 夏野菜が入っている「海鮮ごろごろシーフードカレー」(並盛・880円)がいいですね。エビやアサリ、イカ、貝柱などのシーフードや、ズッキーニ、パプリカ、ナスなどの夏野菜が、名前の通りごろごろと入っているので、食べごたえもありそう。夏野菜からは、代謝をスムーズにしてくれるビタミンやミネラルも補えます。
たんぱく質は31.4gと十分な量が含まれているので、トレーニングをしている人にもおすすめ。また、カレーなどに含まれるスパイスには食欲増進作用もあるので、暑くて食欲が落ちている日にぜひ選んでほしいですね。