朝ドラ女優・川栄李奈、山田涼介主演のフジドラマに出演決定! 「いわくつきの枠」と心配されるワケ
Hey!Say!JUMP・山田涼介が10月期に主演する連続ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)で、元AKB48・川栄李奈がヒロイン役を務めることが発表された。川栄といえば、今年4月まで放送されていたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインの1人を演じていたが、「フジテレビの新ドラマに起用されたこと関して、ネット上に心配の声が出ている」(芸能ライター)という。
原作・井龍一氏、作画・伊藤翔太氏のコンビで「週刊ヤングマガジン」(講談社)や同社ウェブサイト「コミックDAYS」で連載された『親愛なる僕へ殺意をこめて』。このたび、タイトルはそのままに“二重人格サスペンスドラマ”として実写化され、山田は二重人格の大学2年生・浦島エイジを演じるという。原作には雪村京花、真明寺麗という2人のヒロインが登場するが、川栄は、麗の要素を持つドラマオリジナルキャラクター・ナミ役での起用が発表された。
「川栄の連続ドラマ出演は『カムカムエヴリバディ』後、これが初。同作は朝ドラ史上初めて、母、娘、孫それぞれの物語を、3人のヒロインがリレー形式で演じたことが話題に。川栄は、安子(上白石萌音)の孫で、るい(深津絵里)の娘であるひなた役を好演。ネット上の評判も良く、メディアでも好意的に取り上げられていました」(同)
なお、川栄は20年の『いだてん~東京オリムピック噺~』、21年の『青天を衝け』と、NHK大河ドラマに連続出演するなど大作への出演が続いている。ネット上では、そんな川栄に対して「川栄ちゃんは朝ドラで大河でも、良い演技してた」「元AKBの中では間違いなく一番出世したんじゃない?」と評価する声が多数見受けられる。
「しかし今回、『親愛なる僕へ殺意をこめて』のヒロイン役に起用されたことには、ネット上で懸念の声が広がっています。特に川栄のファンは、漫画原作モノのオリジナルキャラクターは、原作ファンから批判を呼ぶことが多いためヤキモキしているのでしょう」(エンタメ誌記者)
同作が放送されるフジテレビ系水曜午後10時のドラマ枠は、今年4月期に新設されたばかりで、“若者視聴者”をターゲットにしているというが、「数字面で苦戦しているいわくつきの枠」(同)のようだ。
第1作目となった『ナンバMG5』(間宮祥太朗主演)は、全話平均世帯視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と不発。現在は、第2作目の『テッパチ!』(劇団EXILE・町田啓太主演)が放送されており、2週連続で世帯平均4%台を記録する“爆死ぶり”に加え、ネットの盛り上がりもイマイチの様子だ。
「同作は、陸上自衛隊の自衛官候補生たちの姿を描いた青春ドラマなのですが、公式サイトなどで“防衛省の全面協力”とうたっている割に、訓練シーンが緩すぎると視聴者の間で不評を買っています。また、虐待のトラウマに苦しむ自衛官候補生に対し、仲間たちが“荒療治”で罵倒を浴びせるという展開も、ネット上で問題視されました。『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、そんな問題作に続いて放送されるとあって、“今旬女優”の川栄が、好評を博した朝ドラの次に出演するにふさわしい作品になるのかと、ネット上では不安視されているわけです」(同)
とはいえ、『ナンバMG5』に関しては、「作品の出来自体は評価され、若者視聴者にはウケがよかった」(前出・芸能ライター)という。コメディ調だった『ナンバMG5』、イケメン俳優だらけの『テッパチ!』とはまた違った雰囲気になるとみられる『親愛なる僕へ殺意をこめて』。若者ファンを獲得し、話題を呼ぶことはできるだろうか。