【プウ美ねえさんのお悩み相談】ギャグマンガの登場人物みたいな私、落ち着きのある素敵な大人になるには?
家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。
<今回のお悩み>
「急いてオカシな言動をしてしまいます」
ぷうみねえさん、こんにちは。つい、何事も即座に反応しなくては、と急いてしまうところがあり、いつも気づくと些細なことで動揺して、オカシな言動をしてしまいます。
昔、知り合いの知り合いに、初対面で「貴方って漫画ね」と言われたこともあります。その時は何がなんだか意味がわかりませんでしたが、多分ギャグ漫画の登場人物並にガチャガチャ動いていた、ということか? とも思います。
素敵な落ち着きのある大人になるには、どこから始めたらよいでしょうか(44歳、こしょうさん)
【プウ美ねえさんの回答】
対応が早いのはすばらしいことですよ。信用できます。動揺するのだって、少々言い間違いするのだって、飾らない証拠です。とくに他人を不快にするものではありません。返事をもったいぶるとか、人を待たせて平気なひと、自分のペースを頑なに崩さないひとのほうが、よっぽど困ります。
「貴方って○○ね」という言葉については、誰に言われても、それがどんなに大切な人であっても、褒め言葉以外ぜんぶ無視してよいです。「その言動は○○的である」「その行動は○○さに欠ける」というような具体的な評価や感想だったら、もしかすると心にとどめるべきかも知れませんが、それにしたって従う必要はないのです。ましてや、初対面のひとが、他人の人柄などを大雑把なひとことで語れるはずがありません。マウンティングだな、気の利いたことを言ってみたかったのだな、ぐらいに考えてスルーするのが鉄則です。
そのいっぽうで、もしも落ち着いた大人の行動に憧れるなら、身近な人でも、ドラマの登場人物でも、具体的な理想像をいつも思い浮かべるとよいものです。声のトーンや、立ったり座ったりの姿勢、服装をマネしてごらんなさい。女優のエリザベス・テイラーは、甲高いと言われた声を努力で低くしたそうです。男役のタカラジェンヌも、理想の俳優などをマネして、それらしい所作を身につけると聞きます。気に入ってなじめば、いつかあなたの個性になるでしょう。フットワークが軽いけれど、立ち居振る舞いはエレガントね、などと言われる二つの魅力をそなえたら、ぐっとすてきです。
【今月のエプロンメモ】
心配しなくても、年をとれば動きは遅くなるし、声も低くなります。おねえさんは1日に何度も箸やペンを落とし、からだのあちこちをぶつけます。寝起きで声が低いのかな? とおもったら1日中そのままだったりします。本当に漫画のように動けるなら、ケガをしない程度に、うんと楽しんでほしいものです。
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