鈴木亮平、映画『バズ・ライトイヤー』吹き替えに称賛続出のウラで……初代・所ジョージは「ミスキャスト」!?
いったい彼らはどのような方式でキャスティングされているのだろうか。
「日本でオーディションを受けて、米国にオーディションテープを送り、合否が決まります。ですから、吹き替えがどれも評判が良いのであれば、それは“ディズニーの判断が良い”ということでしょうね。ただ、キャスティングには必ず『宣伝枠』が存在します。本職の声優を起用する場合は制作費からギャラが発生しますが、今回の鈴木のように、芸能人を起用する場合は宣伝広告費からギャラが出ていると思います。日本の人気アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)や『名探偵コナン』(日本テレビ系)などの劇場アニメの場合も、タレントを起用してマスコミを呼び寄せることが多い。知名度の高い人物を起用することで、メディアで取り上げられやすくなるため、宣伝に費用をかけるよりもコスパが良いんですよね」(声優業界関係者)
ネット上ではキャスティングが評価されているディズニー映画だが、一方で“ミスキャスト”といわれる日本語吹き替え声優はいるのだろうか。
「初代バズを演じた所です。今でこそ、“バズ役=所”というイメージが定着していますが、第1作目が公開された当時は、映画を見た人から『棒読み』だと非難の声が上がりました。芝居はヘタだし、彼の吹き替えからは、『演じる』という熱意が感じられない。なぜ彼を使ったのか、いまだに理解できません」(同)
また、ディズニーやピクサーに並ぶアニメーション製作会社・アニメーション製作会社・イルミネーションが手がける『怪盗グルー』シリーズで主人公のグルーを関西弁で演じているタレント・笑福亭鶴瓶の起用も「違和感がある」(同)という。
「英語版のグルーの“訛り”を日本語版で表現するために、関西弁のままでアフレコしているのでしょうが、特徴のあるしゃがれ声や方言からどうしても鶴瓶を想起させられるため、ネット上では、『イマイチ映画に集中できない』という声も多く寄せられました。あのキャラクター設定を許した日本の制作チームの意図が読めません」(同)
芸能人だろうと声優だろうと、制作サイドには、作品を見た人が最後まで物語に没頭できるスキルを持つ人や、違和感を感じさせないキャスティングをしてほしいところだ。