清原和博の元妻・亜希がバラエティ出演! 「過去」をイジられる彼女が、テレビ界で活躍しそうなワケ
「あんな時、こんな時」が具体的にいつを指すのかについては、番組内で掘り下げられなかったが、亜希の20年間を振り返るのなら、どうしても思い出されるのが、元プロ野球選手・清原和博氏との離婚だろう。
離婚後に清原氏は覚醒剤取締法違犯で逮捕された。自分でしたこととはいえ、清原氏は球界のスーパースターから犯罪者に“転落”したわけだ。亜希としては、「もう別れたのだから、関係ない」と言いたいところだろうが、彼女の場合、「球界のスーパースターの妻」であることは、ほかのタレントとの差別化につながるブランドだったろうから、仕事にも少なからず影響が出たのではないか。
当時、Yahoo!ニュースのコメントでは「亜希は夫の薬物をなぜやめさせられなかったのか」といった書き込みがあった。薬物依存症は病気で、シロウトがどうにかできるほど甘い問題ではない。そのことを知らないがゆえのコメントといえるが、確かにひと昔前なら、このように「夫を正せなかったのは、妻が悪い」と非難され、テレビも亜希をあまり使いたがらなかったかもしれない。
しかし、時代は確実に変わってきている。先ほど、“抜け感”によって人に親しみを抱かれることが人気者の条件になったと指摘したが、テレビもそういった人物を積極的に起用する方向にシフトしているように見える。もしそうなら、「大選手の妻」よりも、「何かあった人」という“抜け感”のある現在の亜希のほうが、視聴者の心をつかむだろう。今回のように、共演者から「意地悪を言われる」ことも、タレント活動にはプラスといえるのではないか。
おしゃべりなタイプではなさそうだが、ファッションや料理、子育てなど話の引き出しを多く持つ亜希。「偉大な野球選手の元妻」から、「あの人の元夫は、昔は偉大な野球選手だったんでしょ?」と言われる逆転現象が起きるのは、そう遠くなさそうだ。ぜひ頑張っていただきたい。