『ベイビー・ブローカー』初登場3位、『バスカヴィル家の犬』は大幅ランクダウン! 映画動員ランク
9位には、役所広司、松たか子出演の『峠 最後のサムライ』が公開3週目でランクイン。司馬遼太郎の小説を実写化した同作は、幕末に活躍した長岡藩の英雄・河井継之助が主人公。幕末の混沌とした日本を変えようとした継之助と、彼を支え続ける妻の姿を描く。
観客には“歴史モノ”が好きな人も多いようだが、評判はイマイチ。ネット上には「原作の大ファンなので見に行きましたが、ガッカリを通り越して怒りが湧いてくるレベルでした。時代背景や原作への理解があまりにも足りていません」「よくもまぁ、こんな駄作に仕上げたもんですわ……。小説と映画は別物だとしても、テーマを変えたらダメでしょう」などの批判が目立ち、特に原作ファンが不満を持っているようだ。
続く10位には、ディーン・フジオカ、岩田剛典出演の『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が公開3週目で入った。同作は、コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズを原案に、ディーンと岩田が名探偵コンビを演じる。2人が数々の難事件を解決していく物語で、フジテレビ系の人気ドラマ『シャーロック』(19年)の劇場版。
作品の評価は悪くないが、前週(6月18〜24日)で初登場4位に入ってから、今回は10位まで大幅にランクダウンしており、興収面では期待を裏切る結果になっている様子。ネット上にも「座席がガラガラだった。面白かったのにもったいない」「私を含めて3組ぐらいしかいなかった」といった“現場レポート”も見受けられ、苦戦ぶりがうかがえる。次週は10位以下に沈んでしまうのだろうか?
【全国映画動員ランキングトップ10(6月25日~7月1日 、興行通信社調べ)】
1位 トップガン マーヴェリック
2位 ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
3位 ベイビー・ブローカー
4位 シン・ウルトラマン
5位 ザ・ロストシティ
6位 映画 五等分の花嫁
7位 映画 ゆるキャン△
8位 それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル
9位 峠 最後のサムライ
10位 バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版