ニトリで気に入った4万円のドレッサー、“予算オーバー”で諦めモードもまさかの展開に!
ワクワクしながら1台ずつチェックしていく私。最初、楽天などで検索した時には、「3面鏡なんてよさそう!」と思っていましたが、いざ目の前にすると「3面もいらないかも」と思い始めました。どうせ私、横顔ブスだし、つらい現実にまざまざと触れることないよねえ……? それよりもお部屋にマッチしたコンパクトなドレッサーがいいわ?
私の目に留まったのは、とってもコンパクトなドレッサー。高さがけっこうあって、「肘をつきながらメイクできます」と説明書きがされていました。ウンウン、とっても気に入った! でも、お値段は予算をオーバー。「ドレッサーが欲しい」と言った時、ステディに「いくらくらいするの?」と聞かれて、あたしゃ「2万円くらいだと思う」と答えたんですよ。そしたら、ステディが「そのくらいなら全然いいよ!」と言ってくれたの。なのに、このドレッサーときたら4万円もする。ううう、ステディにねだりにくい……!
その時、私は過去の出来事を思い出しました。昔、鬱を患っていた私は、ある夜、とても死にたくなってべそをかきながら、妹に相談したのです。その時に話したのは、こんな内容。
ここに、AとBアイスがあったとします。Aは高級でもちろんとってもおいしいアイス。かたやBは普通のやっすいアイス。友達とこのアイスを2つ目の前にしたとして、皆さんならきっとこう言うと思います。「高いほう食べなよ!」もしくは「半分こしよ!」と。
ああ、でもバカN子は本能のままに「あたし、Aのアイスを食べたい!」と言ってしまうのです。結果、友達は遠慮してBのアイスを食べる。そして、そのアイスを食べ終わり、その日の夜になって私は猛烈に自分を嫌いになり、「なんで! なんであのときBを選ばなかったんだ!」とこぶしを振り上げて泣く。そんなことを繰り返してしまう自分が嫌になった。
そう妹に泣きついたのでした……(ちなみに妹は爆笑していました)。ああ、あたしゃまた同じ過ちを犯そうとしている。あたしゃ、あの頃からなにも進歩していないじゃないかあああ! そう思い、今回は諦めようとしたとき、ステディがすっと後ろに立ちました。
ステディ「どう?」
私「あ、あのね。これがいいと思うんだけど……お値段がね……」
ステディ「いいんじゃない? 気に入ったものにするといいよ。長く使うものだから、良いものを買いな!」
ス、ス、ステディ~~~~~!!!!!!!!!!(涙)
そんなわけで、夫のまさかの一言で素敵なドレッサーを手に入れることができました。だ、大事に使わせていただきます!!
■今回の買い物
ニトリ「ドレッサー」 4万2,000円