日テレ『しゃべくり007』、花江夏樹ら人気声優が出演も「扱いが雑」とファン批判!
日本テレビ系の人気バラエティ番組『しゃべくり007』。7月4日の放送には、声優たちがゲスト出演したものの、ファンからは賛否両論が飛び交っていた。
今回は「4兆円市場を支え、さらにもっと業界の知名度を上げたい方々」と紹介され、人気声優の花江夏樹、小野賢章、梶裕貴がスタジオに登場。なんでも、日本のエンターテインメント市場において、声優はアニメやゲーム、ライブイベントなどに関わり、約4兆円を動かしているとか。また、3人は求められる役柄が似ているため、オーディションでよくぶつかるといったエピソードも語られた。
「その後、『ポケットモンスター』(テレビ東京系)や『ONE PIECE』(フジテレビ系)などで声優を務める大谷育江も登場し、オードリー・ヘップバーン主演の名作映画『ローマの休日』(1953年)にアフレコをする企画が行われました。最初に声優陣がお手本を見せたあと、オードリーを演じる大谷とともに『しゃべくり』メンバーがアフレコに挑戦。しかし、3人いる登場人物の全員を同じ“モリオネス”にするなどネタに走り、梶は『本当に「ローマの休日」と大谷さんに謝りたいです』と苦笑していました」(芸能ライター)
続けて、ゲストの3人と『しゃべくり』メンバーが選んだ名作アニメを発表する「衝撃を受けた名作アニメ10選」というコーナーを放送。しかし、お笑いトリオのネプチューン・堀内健の持ちネタで、後ろから他人の股間を掴む“ジャングルパニック”について、実際にやるのと、声の演技だけでやるのでは、どちらか真実味があるかという検証が行われるなど、声優よりも『しゃべくり』メンバーが目立つ展開に。
「こうした内容について、ネット上では『好きな声優さんたちが「しゃべくり」メンバーと絡んでてうれしい』と喜ぶファンがいる一方で、『声優さんたちがメインじゃないの? 芸人さんたちの話ばっかり』『声優さんたちの扱いが雑で悲しい』といった批判的な声も多く上がっています。また、『バラエティに出ると、やっぱりこういう消費のされ方になるよね』『“声優”としてフィーチャーされる番組にだけ出てほしい』『声優さんはバラエティタレントじゃないんですが?』などと、声優のバラエティ進出に疑問を感じているようなファンも見受けられます」(同)
バラエティ番組における声優の扱いについては、同じく日本テレビ系の『有吉ゼミ』で物議を醸したこともあった。
「昨年5月10日に放送された同番組には、今回の『しゃべくり』にも出演した小野がゲスト出演。チャレンジグルメ企画に登場し、“超激辛ユッケジャンうどん”の完食に挑戦しました。『声優界からは、まだ誰も(このコーナーに)来ていないということで、新たな風を吹かせたいと思います!』と意気込んでいた小野は、悶絶しながらも無事完食。しかし、声優にとって商売道具ともいえる喉を傷めかねない激辛グルメへの挑戦について、ファンからは『もうこの企画に声優さんは出ないでほしい』『つらそうで見ていられなかった』など、心配の声が続出していました」(同)
『しゃべくり』冒頭の紹介にあったように、「もっと業界の知名度を上げたい」と考える3人にとっては、バラエティ番組に出演することは有効な手段の一つなのかもしれないが、複雑な思いを抱くファンも少なくない様子。今後も声優のバラエティ進出は進むのだろうか?