芸能
テレビ局最大のツッコミどころ

小川彩佳アナ、『news23』で“女子アナカレンダー”に苦言!? TBSはランダムフォトの特典商法も

2022/07/01 13:29
サイゾーウーマン編集部
TBS(写真ACより)

 6月30日の報道番組『news23』では、“ルッキズム(外見至上主義)”の問題を特集。その中で、フリーアナウンサーの小川彩佳が、多くのテレビ局が毎年制作する“女子アナカレンダー”を例に挙げる場面があった。

 番組では、日本維新の会の石井章参議院議員が、新人女性候補の事務所開きの挨拶で「顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と発言し、炎上後に謝罪した問題を紹介。その上で、小川をはじめ、ルッキズムに意見を持つ女性4人が対談を行った。

 アイドルグループ・アンジュルムの元メンバーである和田彩花は、「私が15歳でデビューした時は、『日本一スカートの短いアイドルグループ』というキャッチフレーズがあった」「『このスカートが何を意味するんだろう』とかまで考えていて、誰かの理想像のために私はアイドルをやってるんじゃなく、自分の人生のためにやっていたからこそ、いろいろ悩んでいた」と自身の体験を告白。

 一方、東京大学の田中東子教授は、「日本社会で特にルッキズムを広げているのは、テレビの功罪ってすごく大きい」「女性は若いほうがいい、きれいなほうがいいっていうようなメッセージが、非常にたくさんテレビの中にあふれている」と見解を述べた。

 これを受け、小川アナは「ひとつ思い出したのが、アナウンサーカレンダーというのがありまして」と切り出し、「だいたい30歳前後までのアナウンサーなんですよ、登場するのが。若さだったり、見た目というのが大きな価値基準であるかのような印象を感じるんですよね」と苦言。さらに別の場面では、「だいぶ変わってはきましたけれども」と前置きした上で、番組の撮影について「女性アナウンサーは、足元からなぞるようなカメラワークをして撮られたりとか」と苦笑いした。

 小川アナの言う「アナウンサーカレンダー」は通称“女子アナカレンダー”とも呼ばれ、現在、日本テレビを除く民放キー局のほか、多くの地方局やラジオ局が毎年制作。局アナ数名による撮り下ろし写真で構成されており、壁掛けは2,000~2,500円程度で販売されていることが多い。

 なお、『news23』が放送されているTBSの『TBSアナウンサーズカレンダー2022』(壁掛け)には、山本里菜アナや田村真子アナ、山形純菜アナら、人気アナ15人が掲載されている。

「TBSの通販サイトでは、アザーカットを採用した12種類のオリジナルフォトからランダムで2枚が封入されるなど、アイドルさながらの“特典商法”も行っています。同局は男女平等を意識してか、今年から小沢光葵アナ、高柳光希アナ、齋藤慎太郎アナといった男性アナ3人も女性アナと一緒に収まる形でカレンダーに登場。しかし、これが女性アナファンから不評のようで、『男性アナは必要ない。がっかりです』『男性アナウンサーを加えた理由を公式に発表していただきたい』と怒りの声が続出したこともありました」(マスコミ関係者)

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