【薬剤師監修】「腸活」でダイエット!? 夏前から始めたい、腸を整える習慣4選
腸を整えるためには、生活習慣や食生活の見直し、飲酒や喫煙などの嗜好品を控えることも大切です。また、体質を改善するために、体の内側から漢方薬でアプローチする方法もありますよ。漢方薬は、体内の血液循環を良くすることで体中に酸素や栄養を運んだり、体の約60%を占める水分を調整したりすることで老廃物を排出し、胃腸などの動きなどを改善します。
<腸活をしたい方におすすめの漢方薬>
・潤腸湯(じゅんちょうとう)
コロコロとした硬い便が出る高齢者に向いている漢方薬。名前のとおり、腸を潤して便通をよくする働きがあります。10種類の生薬からできており、杏仁、桃仁などの種子や果実に含まれる脂肪油が便をやわらかくしてくれます。また、大黄という生薬が配合されており、大腸を刺激して排便を促す働きがありますが、飲み合わせや副作用に注意が必要です。
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸が虚弱だったり、だるさや倦怠感があったりする場合に用いられる漢方薬。体の「気」を補うことで、胃腸の働きを整えます。また、やる気がない、食欲がない、風邪をひきやすい、だるい、夏バテなどにも効果があり、虚弱状態の改善に向いています。
漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。
そんなときは「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
腸内環境が整うことで、病気の予防や健康維持のほか、美容にも効果が期待できます。しかし、悪玉菌と善玉菌のバランスは崩れやすく、整えにくいもの。規則正しい食生活やストレスの軽減、飲酒や喫煙を控えることはもちろん、腸内環境を整える漢方薬を活用するのもおすすめですよ。
薬剤師・相田 彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業。総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。