【薬剤師監修】「腸活」でダイエット!? 夏前から始めたい、腸を整える習慣4選
脳と腸は迷走神経を介してつながっているので、脳で感じたストレスは腸にも影響してしまいますが、逆に、腸内環境が整うと自律神経も整うということ。お互いにいい状態を保つために、体の内側からメンテナンスを始めましょう。そのために、普段の生活から心掛けたい4つのポイントを挙げてみました。
2-1.適度な運動をする
腸活には、腸を適度に動かすための「適度な運動」が必要になります。腸はリラックスしているときに働くので、激しい運動や過酷なトレーニングは逆効果。涼しい時間帯にリラックスしながらのウォーキングや、スクワットなどがおすすめです。
2-2.食物繊維の多い食べ物をとる
食品に含まれている食物繊維は、腸まで分解されずに運ばれて、腸内細菌のエサになります。食物繊維のうち「水溶性食物繊維」は、食後の急激な血糖の上昇を抑制したり、コレステロールを排出したりする働きがある一方、「不溶性食物繊維」は腸の動きを活発にしたり便秘を解消したりする効果があり、腸活にも有効です。キノコは不溶性食物繊維が多いので、ぜひ食卓に取り入れてみてください。
2-3.「ファイトケミカル」の多い夏野菜をとる
「ファイトケミカル」とは、植物や野菜に含まれる香りや色素などの成分。例えば、トマトのリコピン、ブルーベリーやぶどうのアントシアニン、とうもろこしのゼアキサンチンなどがあります。これらは、免疫力の向上や動脈硬化の予防、血圧安定などの働きがあり、腸活にも効果的。旬を迎える食材が多い夏こそ、いろいろな色の野菜を積極的に食べましょう。
2-4.生活習慣を乱さない
暑い季節になると「なかなか寝付けない」などの理由で、つい夜更かしをしがち。しかし、規則正しい生活習慣を乱してしまうとストレスを感じ、体内の血流が悪くなり、腸の冷えにもつながります。睡眠不足も自律神経を乱すので、腸の活動を悪くすることに。
また、暑い時期の入浴は湯船につかるのが面倒になりますが、ゆっくりと全身湯船につかって、腸を温めることが大切。基本的な生活習慣を崩さず、腸を温め、ストレスを溜めないようにしましょう。