ジョニー・デップに13億円の支払い命令! 元妻アンバー・ハードが裁判で負けた5つの理由
今回の裁判で、ジョニーは自分のほうがアンバーからDVを受けてきたのだと主張。2015年に夫婦関係を改善しようと話し合いをした際に録音されたという、アンバーが「叩いたけど殴ってはいない」と認める音声も提出された。
ジョニーの顔にあざがある写真も提出され、ジョニーが指先を切断する大けがもアンバーから投げつけられた瓶が原因だと証言。その時の様子を生々しく証言し、「ジョニーのほうが真のDV被害者なのだ」と、話題騒然となった。
アンバーは、ジョニーは酒や薬を摂取すると、とんでもないDV男に変貌し、暴力や性的暴行まで受けたと繰り返し主張したが、荒れた部屋やだらしなく寝ているジョニーの写真などを出すだけで、DVを受けたという決定的証拠は提示できなかった。
裁判の途中から、女性のDV被害者たちが「アンバーのせいで、私たちも男に復讐するために嘘をついていると思われる」と困惑するようになり、「せっかく巻き起こった#MeToo運動の揺り戻しが起こるのではないか」と懸念する声も上がりだした。
判決後、アンバーは、「証拠は山ほどあるのに、権力のある元夫に打ち砕かれた。すべての女性にとってガッカリする結果になった」という声明を出したが、ネット上では「女性を武器にするような発言は、もうやめてほしい」「あなた自身の問題」という冷ややかな声が上がっている。
評決により、アンバーはジョニーに1035万ドル(約13億円)の損害賠償金を、ジョニーはアンバーに200万ドル(約2億6,000万円)の損害賠償金を支払うよう命じられた。シングルマザーであるアンバーには、莫大な資産はない。自己破産するのではないか、子どもの生物学的父親だとうわさされるイーロン・マスクに泣きつくのではないかと、ネット上は盛り上がっている。
果たしてアンバーは控訴するのか?今後の彼女の動きを注視したい。