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約13億円の損害賠償金を支払えるのだろうか……

ジョニー・デップに13億円の支払い命令! 元妻アンバー・ハードが裁判で負けた5つの理由

2022/06/03 20:18
堀川樹里(ライター)


 ロサンゼルスを拠点とする法律事務所「Taylor & Ring」の共同経営者デビッド・リングは、「ジョニーはアンバーと比べて格違いのビッグスター。法廷ではしばしば、このようなスターパワーが重要な鍵を握ることがある」と分析。



 同氏によると、陪審員裁判において「彼のようなビッグスターが勝訴することは多い」そうで、「ジョニー・デップはカリスマ性のある人物だから、なおさらだ。陪審員は彼がスターであることから、彼の欠陥やひどい言動などを見落としがちだ」と説明。陪審員は、無意識的に「ビッグスターを勝たせてあげたいという心理になってしまう傾向がある」と語った。



 また、デビッドは「アンバーはジョニーと比べて好感度が低い」という見解を示し、陪審員だけでなく、世間的にもSNSの世界でも、ジョニーと比べて人気が劣ったことが、裁判に負けた原因だといえると述べた。

アンバーが負けた理由3:弁護士との相性が悪そうだった


 法廷で弁護団と仲良い姿を見せていたジョニー。原告席で時間潰しに描いた絵を隣に座る弁護士に見せてほほ笑み合ったり、おやつとして持参したグミをシェアするシーンが話題になったが、裁判中も目配せで意思疎通することが多く、しっかりした信頼関係を築いていると世間に受け止められた。



 一方のアンバーは、ジョニーとは対照的で弁護団と仲が良いようには見えなかった。良く言えばビジネスライクな関係を築いているようだが、ジョニーのように打ち解けているようには見えず、信頼関係が築かれているような様子もなかった。



 証言台でのアンバーは、陪審員に訴えるように感情的に語った。つらそうな表情を浮かべ、時には声を荒げ嗚咽。しかし、被告席では別人かと思うほど冷静で、感情を表すことも表情を変えることもなかった。ジョニーの弁護団が招いた証人に、自分の主張が嘘だと言われても、無表情のまま。また、アンバーは弁護団の仕事ぶりに不満そうで、被告席に漂う空気は見るからにピリピリしていた。



 そんな弁護士の一人、エレイン・ブレッドホフトは、証言台に立ったアンバーの再尋問をうまく進めることができず、アンバーがいら立った様子を見せたのも話題になった。エレインは判決後、裁判所のトイレで泣いていたと報じられており、「アンバーの弁護士なんて引き受けるから……」と同情する声がネット上で集まっている。



 このように、弁護団とのチームワークがイマイチだったことが敗訴の原因なのではないかという説が、SNSで数多くつぶやかれている。

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