東京ディズニーシー『アナ雪』新アトラクションを考察! テーマパーク専門家が語る「TDR大改革3つの“ここがすごい”」
オープン予定が22年度から23年度に延期されたTDSの新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』という人気作品のエリアが集結するそうだ。まだ詳細は不明だが、アトラクションが4つ、飲食施設が3つ、商品施設が1つ、ホテルが1つ新設される予定だ。
中でも目玉になるのは、日本の歴代映画興行成績第4位に輝く大ヒット作『アナと雪の女王』のエリアだろう。『アナ雪』の舞台は「アレンデール王国」という架空の王国だが、劇中の景色は、ノルウェーのフィヨルドに似ており、建物もノルウェーに実在する建物をモデルにしているとの話もある。日本に北欧の世界観をどう再現するかは要注目。
また、『アナ雪』のアトラクションは、詳細不明ではあるものの、アメリカ・フロリダ州「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」の4大テーマパークの一つ「EPCOT」に、すでに『アナ雪』のアトラクション「フローズン・エバー・アフター ディズニーワールド エプコット」が存在し、これを“踏襲する”と推察できる。なぜなら同じアトラクションが世界中のディズニーランドにバージョンアップされて導入されてきた経緯があるからだ。このアトラクションは、船に乗って水路を進むというアトラクションで、TDLの「カリブの海賊」に似ている。加えて、『アナ雪』は歌に魅力がある作品なので、音楽に力が入ったアトラクションになるはず。映画の世界観にどっぷり浸れること請け合いだ。
ちなみに、OLCは「エリア拡張によって混雑緩和される」というが、最初の3年ほどは新施設目当てにゲストが殺到し、当然TDSのほかのエリアにも流れるため、混雑緩和につながらないのでは……!?
――大人気作品の新エリアオープンにより、さらに多くのゲストを呼び寄せるであろうTDR。しかしそのウラ側では、ゲストをがっかりさせかねない、ある“大改革”も……!? 後編に続く!