暮らし
[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

プロが教える梅雨シーズンの「湿気対策」テクニック!  “カビだらけの汚部屋”を劇的リセット

2022/06/07 19:00
伊藤まき(収納ライター)

 6月6日、関東甲信地方が梅雨入りしたと発表されました。例年より1日早い梅雨入りで、これからしばらくは雨の日々を過ごすことになりますが、この時期のジメジメした空気は本当に不快ですよね。しかも、湿度の高い空気は人間に不快感をもたらすだけでなく、部屋や洋服といったモノにもダメージを与えてしまうんです。

 押し入れやクローゼットに突っ込んでいたバッグにカビが生えてしまったり、家具をどけたら壁紙に黒いカビが生えていた、なんて経験がある人もいるのでは? そんな悲しい目に遭って後悔する前に、梅雨入りした今こそ湿気対策をしておきたいもの。

 サイゾーウーマンの人気連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォー・アフター」では、カビが出た部屋に困っている女性を取り上げ、プロによる湿気対策を伝えてきました。今年の梅雨入りが発表されたこの時期に、あらためてチェックしてみてください。

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連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォー・アフター」の新シーズンが始まりました。今回は、汚部屋あらため「汚家(おうち)」をまるごと片付けます! クライアントは板橋区・3SLDKの一軒家に家族4人で暮らす兼業主婦のKさん(37歳)です。

お悩み「カビが出た部屋の湿気対策について悩んでいます」Kさん(37歳)

 汚家まるごと変身企画・7回目です。片付けが苦手な家に訪問すると、「カビ」問題に出くわします。Kさん宅でも、カビが出た部屋がありました。梅雨シーズンになると、空気が重たい部屋になりませんか? 今回は、ジメジメした不快感を減らす「湿気対策」について特集します。

2つの開かない窓で、空気が滞りやすい空間に……(C)maki_organize

 こちらの部屋は、Kさん宅の1階です。ファミリークローゼットとして使用しているものの、「衣類やバッグにカビが生えてしまって」とKさん。ファミリークローゼットにするため窓を塞いだせいもあり、風通しの悪い部屋になっていました。また、Kさん宅のように隣家との距離が狭い3階建ては、日当たりが悪くなりがちです。

 というワケで、この部屋の目的を変えて「レイアウト変更」をすることに。その前に「カビの根」を断つ作業を行いました。

[1]カビが好む環境に注意! 詰め込みすぎない「ゆとり収納」へ

風の通り道がないので、空気が停滞します(C)maki_organize

 床が埋もれるほど、モノが密集しています。通気性の悪いビニール袋に詰め込んで入れっぱなしも、カビが好む環境です。

 どれも風通しが悪い状態ですよね。水分は下にたまるので、高い場所への「ゆとり収納」に改善します。

[2]風が通る「換気できる部屋」に、レイアウト変更!

Kさん宅の1階もレイアウト変更しました(C)maki_organize

 ひどい湿気に悩む家ほど、家具が邪魔で窓を開けられません。この場合は必ず、レイアウトの変更を提案します。Kさんも定期的に窓を開けて、換気できる部屋に変えます。この部屋は、大量のカビが出てしまったので「リセット掃除」も行いました。

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